シブヤ最強スポット109とShibuya Sakura StageにリアルなVketがやってきた！「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ」レポート【渋谷編】

2023年12月26日 14:33

みなさんこんにちは！　ライターの高島おしゃむです。2023年12月16日と17日の2日間、渋谷と原宿を舞台に開催された「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ」。前回は、原宿で展開されていた3つのスポットについてご紹介してきました。そこでこちらの記事では、渋谷の「SHIBUYA109渋谷店店頭イベントスペース」と、「Shibuya Sakura Stage」で行われたイベントをレポートしていきます！

というわけで、今回の「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ」は、原宿から順番に回ってきたわけですが、てくてくと歩きながら渋谷に到着し、まずは109方面へと向かってみることに。すると、遠目に見てもなにやら人がたくさん集まっているのが見えてきました。

初日のお昼頃に到着した、渋谷の109。すでに多くの人が集まっているのが見えます。

この「SHIBUYA109渋谷店店頭イベントスペース」で行われていたのが、今年の夏に行われた「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」でもおなじみだった「アバターミーツ」です！　こちらは、イベントスペース内に設置された巨大モニターの前に立つと、自分自身がアバターとなってモニター内に映し出され、自身の動きがモニター内のアバターと連動するというもの。

それに加えて、バーチャル会場内にいるほかのアバターとも交流することができるという、なかなかユニークな物となっていました。今回訪れたタイミングでは、ひっきりなしに多くの人がこちらの「アバターミーツ」に挑戦し、楽しんでいる様子をみることができました。

ちなみに、今回の「アバターミーツ」は季節に合わせたクリスマス特別バージョンとなっており、夏に実施されたものとも少し異なるコンテンツとなっています。

初日に訪れたときはタイミングもあってか見かけなかったのですが、2日目にふたたびこちらの会場に訪れてみると、なんと着ぐるみVketちゃんの姿を発見！　ちょうど次のスポットに移動する直前でしたが、とにかく会場内にいた子どもたちが一緒に写真を撮りたがっているようで、引き留められる様子も見られました。

そろそろ次の会場に移動するというタイミングでしたが、子どもたちが一緒に写真を撮りたがっている姿を見かけました。中には、海外からの観光客の子どもたちが記念撮影を楽しんでいるといったシーンも。

ステージイベントなど盛りだくさんのコンテンツがてんこ盛りだった「Shibuya Sakura Stage」

今回の「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ」で展開されていた5つの会場の中でも一際大きい会場が「Shibuya Sakura Stage」です。こちらでは「フューチャーカルチャー」をテーマに企業ブースが展開されてたほか、様々なスペシャルステージイベントも2日間にわたり実施されていました。

「Shibuya Sakura Stage」の会場内に入って、最初にお出迎えしてくれたのがVketRealに初出展したサントリーのコーナーです。こちらでは、コンパニオンさんたちがノンアルコールビールテイスト飲料『オールフリー』をアピールすると共に、無料で配布も行われていました。

そのサントリーのブースに気を取られていると、目の前に現れたのがVTuberリアルコミュニケーションサービスの『ル・モノリス』を使ったVTuberロボットでした。夏に秋葉原で行われたイベント会場でも見かけましたが、VTuberがリアルタイムでコミュニケーションを取りながらマシンが会場内を動き回る様子を見るのは、ちょっと未来感がありますよね！

このマシンでリアルタイムで会場内に訪れた人々と、遠隔にいるVTuberがコミュニケーションできるマシンの『ル・モノリス』。

会場正面から奥に進んでいくと、ディズニープラス『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』のブースが見えてきました。VketのVR会場でもユニークなプロモーションを行っていることで注目が集まりましたが、こちらのコーナーではそのコンテンツをVRゴーグルで体験できるようになっていました。

また、同じブース内にはキャラクターたちが実際にドラマの中で身に付けていた衣装も展示。ここだけファンタジックな世界に訪れたような気分にさせてくれました。

劇中のキャラクターたちが身に付けていた本物の衣装を、間近で見られるというまたとない機会に。

会場の中に入り左方向に進んでいくと目に入ったのが、超巨大なスクリーンです。こちらで行われていたコンテンツが「Creator Meets ～あなただけのツリーオーナメントを描いちゃおう！～」のコーナーでした。

なんと、スクリーン上にコントローラーを使って絵を描くことで、それがバーチャル世界にも反映されるというもの。それだけでもなかなかのインパクトですが、それを見たこともないサイズの大きなスクリーンに向かって描けるというのがリアルイベントならではの体験ですね！

かなり大きなスクリーンを使って展開されていた、「Creator Meets ～あなただけのツリーオーナメントを描いちゃおう！～」のコーナー。

こんな感じでバーチャル世界のクリスマスツリーに、自分が描いたものを飾ることができるようになっていました。

様々なゲストが登壇して会場を盛り上げた「スペシャルステージイベント」

こちらの「Shibuya Sakura Stage」で行われていたもののひとつが、2日間にわたり実施されてきた「スペシャルステージイベント」です。ステージ開始前には事前に整理券も配られており、すべての人が入りきれるわけではありませんでしたが、かなりの大盛況となっていました。

こちらは、初日の12月16日に行われた「VRCお笑い道場爆笑LIVE in シブハラ」。メタバースで活動しているお笑いチームが次々と登場し、ネタを披露していました。

すべては見ていないのですが、2日間こちらの「スペシャルステージイベント」の取材をしているときに気になったのが、配信スタッフのなかでVRゴーグルを付けている人がいたことです。これもメタバースとリアルイベントを繋いで、それを配信するというユニークな試みをしているイベントならではの光景かもしれません。

会場の外にいる人からは、配信の様子が見られるようにモニターが設置されていました。

HIKKYとPsychic VR LabのCEOがステージ上で夢の共演!?「“リアル”と“メタバース”の融合した世界とは？！スペシャルビジネストークショー」

「“リアル”と“メタバース”の融合した世界とは？！スペシャルビジネストークショー」と題して、12月17日の13時から行われたスペシャルステージ。こちらでは、HIKKY CEOの舟越靖氏に加えて、MCにニッポン放送アナウンサーの吉田尚記氏が登壇。

そちらに加えて、事前までシークレット扱いだったスペシャルゲストにPsychic VR LabのCEOである山口征浩氏が登壇し、ここでしか聞けないようなメタバース業界の話についてトークセッションが行われました。

舟越氏と山口氏が初めて会ったのは、まだHIKKYが会社になる前の話です。山口氏によると、「まだみんなビジネスになるかわからないけどやってきた」と当時を振り返っていました。舟越氏も「様々な投資をして失敗するということを繰り返していきながら、今のメンバーに出会うことができました。僕も面白く感じたらビジネスとして一緒にやるというスタイルで、それ以外はないです」と、本音を語っていました。

また山口氏は「中長期的にはビジネスを使ってお金を稼ぐということ自体が、意味のない世界がこれからやってきます」と予言。そのため、自分たちはビジネスを通して社会を変えることができる最後の世代ではないかと持論を披露していました。

全体的に興味深い話題が繰り広げられましたが、こうしたビジネス寄りのトークセッションも興味深い内容が多いので、今後も実施してほしいですね！

Vketの歴史を振り返る！「バーチャルマーケット5周年記念！クリスマススペシャルステージ」

12月17日の17時から行われたスペシャルステージが「バーチャルマーケット5周年記念！クリスマススペシャルステージ」です。こちらでは、HIKKY COO/CQOのさわえみか氏とVketPMのなごみ氏、そしてVket発起人の動く城のフィオ氏が登壇。「バーチャルマーケット」の思い出を振り返るなど、様々な話題を取り上げてトークセッションが繰り広げられました。

写真左から、さわえみか氏、動く城のフィオ氏、なごみ氏。まずはクリスマススペシャルということで、乾杯からイベントがスタートしました。

今回で11回目の開催となる「バーチャルマーケット」。これまで順風満帆のように見えて、いろいろな時間がその裏側でも起こっていました。そこでなごみ氏が暴露……じゃなくて、明かしていたのが開催5時間前に、GitHubで管理していたデータがすべて飛んでしまったという事件です。ほぼ絶望的な状況になってしまいましたが、Discordで必死に呼びかけてなんとか無事に開催することができたという、とんでもエピソードを披露していました。

途中で、HIKKY CEOの舟越氏もこちらのイベントに飛び入り参加する場面も。そこで、これまでの「バーチャルマーケット」で楽しかった思い出として、動く城のフィオ氏とDiscordで初めて会話したときに、フィオ氏の声が今とは異なり自信がなかったのか200パーセントにボリュームを上げても全く聞こえなかったというエピソードを披露していました。

こちらのセッション終了後、登壇したさわえみか氏となごみ氏、舟越靖氏が出口付近で会場に訪れた人たちと会話を交わすなど、挨拶をしているシーンも見られました。

夢の2日間を締めくくる！「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ閉会式」

長いようであっという間に時間が過ぎ去ったという感がある、今回の「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ」。その締めくくりとして、12月17日の18時30分から行われたのが「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ閉会式」です。

こちらは、MCの大河原あゆみ氏と、舟越靖氏、さわえみか氏、リアルinシブハラ総合プロデュサーの鈴木南名子氏が登壇。それに加えて、各会場でも大活躍だったVketちゃんが登場して盛り上げました。

写真左から、Vketちゃん、大河原あゆみ氏、舟越靖氏、さわえみか氏、鈴木南名子氏。

まずは今回の「バーチャルマーケット2023リアルinシブハラ閉会式」の振り返りとして、舟越氏が語ったのが「やってよかった」という言葉でした。前回は秋葉原で、場所も1ヵ所に限定されていました。

しかし今回は、メイン会場は5つだったものの、それ以外にも13会場でイベントが実施されており、まさに渋谷と原宿を横断するような形で行われています。それも、メタバースと相性のいい秋葉原では無く、渋谷と原宿というスポットで挑戦した結果、多くの人が集まってくれたことで、こうした言葉が出てきたのだと思います。