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AIを駆使して世界に1つだけのオリジナルワールドを作ろう!【テクスチャ編】

メタバース空間を制作したら「他のワールドとテクスチャが被ってしまった!」「似たような雰囲気になってしまった・・」
ということはありませんか?

AIを活用することで世界に一つだけのオリジナルテクスチャを作ることができます!

この記事では、Vket Cloudのワールド制作の中でAIをどう活用できるか解説していきます。様々な活用方法がありますが、その中から画像生成AIを使用したテクスチャの生成を紹介します。

今回はMicrosoftの「BING」というサイトを使用。日本語対応なので使いやすく、無料(2023.8現在)でご利用になれます。
*Microsoftのアカウント登録が必要です。
*ご利用の際は使用条件をご確認ください。
<BING規約>https://www.bing.com/new/termsofuse?FORM=GENTOS



❶BINGを開き、プロンプトを入力

まずBINGを開き、ログインして下さい。
Microsoft「BING」 https://www.bing.com/create

次に、生成したいイメージを言語で入力します。この言語の事を「プロンプト」と言います。呪文とも呼ばれています。BINGは日本語に対応しているので、単語を「、」で区切り並べていきます。
ワールド内のテクスチャとして使用したいので、並べた時につなぎ目が気にならないよう「シームレス」という言語を必ず入力しましょう。

入力できたら「作成」ボタンを押します。

しばらくするとAI画像が生成されます!
1回で希望通りのテクスチャを生成できるとは限りません。
何度かプロンプトの内容を変えて、イメージ通りの画像が生成されるまで試してみましょう。

❷AI画像をダウンロードし、最適化する

生成された画像の中から1つクリックし、表示された「ダウンロード」からデータを取り込みましょう。

ダウンロードされた画像の拡張子は「jpg」なので、Vket Cloudに最適な「png」に変更します。このようなツールで変換が可能です。

画像サイズはUnity内で変更するので、このまま進めていきます。

この時点で、シームレスが綺麗に繋がっているか、画像編集ソフトなどを使用して確認するのをおススメします。
Photoshopで繋げてみたところ、つなぎ目にあまり違和感を感じませんでした。違和感のある方は、ここで画像を編集しましょう。

いよいよ、保存したAI画像をテクスチャとしてUnityにインポートしていきます!

❸ワールドのマテリアルとして設定

Unityを起動させ、Vket Cloudのプロジェクトを開きます。

保存したテクスチャ画像をUnityのProjectウィンドウ「Assets」内にある任意のフォルダへ追加します。

マテリアルを新規作成しアルベドの左にある小さな四角の中に、テクスチャをドラッグ&ドロップしましょう。

マテリアル作成の詳しい手順はこちらの記事で解説しています。

テクスチャのサイズを変更していきます。
1024×1024だと大きいので、512×512にします。

テクスチャを選択した状態で、インスペクターを開きます。

画像のように最大サイズを選択できるので「512」を選択。
適用する」を押すと、テクスチャのサイズが変更されます。
後からまた大きくも出来るので、シーンを確認しながら決定してください。

❹オブジェクトにマテリアルを適用し、確認する

マテリアルの準備が出来たので、オブジェクトを作成します。
シーン内にキューブを作成し、厚さを薄くして壁のようにしたものを作りました。そこへ、先ほどのマテリアルをドラッグ&ドロップで適用させます。

綺麗に表示されています。
次に、この壁をコピーして並べてみましょう!

横に2枚の壁をぴったりくっつけてみました。
上にもコピーして沢山繋げてみます。

大きな壁面ができました!
ワールドに設置してみると思っていたより主張が強く、どこに使おうか悩みます。それも制作の醍醐味!!

いかがでしたでしょうか?
画像生成AIは日々進化し続けています。サイトもたくさんありますので、ご自身に合ったAIを活用してみてください。

番外編

最後に、別のサイトで生成したAI画像を使ったドアを紹介します。
左右対称に生成できなかったり、ドアノブが気に入らなかったりと苦戦しました。ドアノブだけ別に生成して画像を合成し、他にも少し編集をして作成。

こうしてできたのがこのドアです。

他の人と被ることのない、世界に1つだけのオリジナルです。
みなさんも、ぜひワールド制作にAIを取り入れて楽しんでみて下さいね!



【作家紹介】
制作中のワールドの世界観は、芸術家の「YO-CO」さん。
猫やきのこをモチーフとした絵画を中心にジャンルを問わず制作。個展や百貨店催事、グッズ販売なども行っています。
2021年からはNFTアーティストとしても活動し、YAMAという4人グループでの活動も楽しみな今注目のアーティストです。
OFIICIAL WEB SITE ➡ https://yo-co.net/

Vket CloudのDiscordではこのようなワールドづくりに役立つ講習会を不定期で行っています。質問なども気軽にコメントできますので、興味のある方はぜひご参加ください!


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