見出し画像

【産学連携】学生によるゲーム&ブースコンテスト、授業スタート!

HIKKYで産学連携&Vket Cloudのプロジェクトリーダーを務めているひおきです。

先日、キックオフを行った滋慶学園×バーチャルマーケット ブース&ゲームコンテストの取り組みへ向けて、5月にHIKKYメンバーによる特別授業を行いました。
前回の記事についてはこちらをご覧ください。
今回はその授業風景の様子をご紹介したいと思います。


ゲームコンテスト授業

今回のゲームコンテストには約150名の学生の方々が参加します。企画担当、制作担当など役割分担をした上でチームを作り、コンテストに挑みます。
ゲームコンテストの授業は「福岡デザイン&テクノロジー専門学校」で行いました。Vket CloudのSDKやコンテンツ開発を担当するチームリーダーが九州と中国地方に住んでいたこともあり、福岡を拠点に東京・札幌・仙台のグループ校にもオンラインで授業を行いました。

授業内容

授業では、Vket CloudのSDKを導入して最小環境でワールドを構築するところから始まり、ゲームコンテストの授業らしく、「せり上がってくるマグマに落ちたらゲームオーバー」というシンプルなゲーム制作についてレクチャーしました。

Vket Cloudとは?
Vket Cloudは誰もが自分だけのメタバースを作成し利用できるメタバース開発エンジンです。プラットフォームの制限の中で限られたユーザーに対してコンテンツを提供するのではなく、インターネットに存在するすべてのユーザーに対してオープンなコンテンツ、サービスを届けることができます。
https://cloud.vket.com/

ゲームコンテストでの評価ポイント

  • 技術的実装

    • Vket Cloud SDKとHeliScriptの機能を使いこなしたギミックを取り入れましょう

  • ユーザビリティ

    • カメラは操作しやすい?ローディング時間は長すぎない?ギミックは操作しやすい?

  • 創造性とオリジナリティ

    • Vket Cloudを使ってこんなことができるの!?あっと驚くワールド、お待ちしています

  • ワールドの品質・完成度

    • ワールドに不具合や壁抜けポイントがないようにしましょう

    • コンソール画面の表示もチェックを忘れずに

Vket Cloudを初めて触る学生の皆さんも授業内容をサクサクとこなしており、講師メンバーも感心していました。どんな作品が出来上がるかとても楽しみです。

付録:Vket Cloudでつくられたワールド集


ブースコンテスト授業

ブースコンテストには190名の学生の方々が参加しています。学校によっては個人参加やチーム制など異なる形式で参加しますが、バーチャルマーケットの醍醐味ともいえるブースの制作に挑戦してもらいます。
ブースコンテストの授業は「東京コミュニケーションアート専門学校」で行いました。今回も東京以外の大阪校や京都校の学生はオンラインで参加しました。

コンテストのテーマは「BOUNDLESS」
お題に沿ったアイデアの出し方から、構成を考え、空間の使い方やメインとなる展示物の目立たせ方を授業でレクチャーしました。

ブースコンテストでの評価ポイント

  • テーマ性

    • 出題されたお題(「BOUNDLESS」)に沿った制作物になっているか。

  • クオリティ

    • 制作物としての出来栄え。

    • ブースとしての構成が練られているか、細部まで作り込まれているか、など。

  • 独創性

    • 制作物に独創性があるか。

    • 既存の制作物に似たブースになっていないか、お題をより発展的に考えた制作物になっているか、など。

  • データ最適化(軽量化)

    • レギュレーションに沿っているか、データとして無駄がないか。

    • レギュレーションに違反していないか、不必要なポリゴンの削減がされているか、無駄にマテリアル数が多くなっていないか、など。

この特別講義ののち、いよいよ学生たちの手でワールドやブースをつくって行くことになります。これからどのような作品が生まれるか非常に楽しみです。
HIKKYでは、今後もこのような取り組みを通じて、さらなる産学連携を推進し、未来のクリエイターたちの育成をサポートしてまいりたいと思います。

この記事が参加している募集