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「バーチャルマーケット2023 Summer」企業ブース体験レポート【パラリアル秋葉原編】


みなさんこんにちわ! ライターの高島おしゃむです。2023年7月15日から30日まで開催される、世界最大のVRイベント「バーチャルマーケット2023 Summer」。ここまで、「パラリアルラスベガス」と「パラリアル福岡」の2ヵ所のワールドを回ってきましたが、企業ブース最後のワールドとして訪れたのが、今回レポートする「パラリアル秋葉原」です!


「バーチャルマーケット」といえば秋葉原というイメージもありますが、それよりもなにより、普段仕事や趣味でも行く機会が多く、別の思い入れもある街というのも大きいですね。

ということでさっそく「パラリアル秋葉原」に移動してみると、ちょうどJR秋葉原駅の改札を抜けたあたりに到着します。

▲こちらが「パラリアル秋葉原」のワールドマップ。

なにやらこの「パラリアル秋葉原」では、ときおりグリッチのようなものが発生しており、移動できる場所もそれによって限られています。駅近くにいたVketちゃん1号によると、データが壊れた影響なんだとか!?

天音蘭さんと一緒に「ハレ晴レユカイ」を踊ろう!「バンダイナムコミュージックライブ」ブース

JR秋葉原駅から中央通り方面に歩いて行くと、最初に目に飛び込んでくるのがバンダイナムコミュージックライブのブースです。こちらは『涼宮ハルヒの憂鬱』でおなじみ「ハレ晴ユカイ」のミュージックビデオを背景に、バーチャルキャラクターの天音蘭さんと一緒に同曲を踊ることができるというコンテンツが楽しめます。

実際に挑戦してみましたが(といっても見てるだけ)、しっかりキャラクターのダンスが後ろで流れているミュージックビデオの動きと連動しており、かなり感心させられました。

実はバンダイナムコミュージックライブのブースはもうひとつ離れた場所にあり、それが中央通り付近のビルです。こちらでは、機動戦士ガンダム 水星の魔女が展開されており、ビル一面に巨大なエアリアルが映し出されているほか、スレッタやミオリネのパネルも設置されており、記念撮影を楽しめるようなフォトスポットとなっていました。

新サービスVIPEを体験!「ポリゴナルマインド」ブース

ちょうど、『涼宮ハルヒの憂鬱』のステージの対面辺りに設置されているのが、ポリゴナルマインドのブースです。こちらでは、どのプラットフォームでも同じアバターでアクセスすることができる新サービスの「VIPE」のPRが行われていました。

ブース内部の中央奥には、アバターを試着することができるコーナーも用意されており、いくつか用意されているキャラクターを選んで身に付けられるようになっています。

▲左側のパネルからアバターを選ぼう!

ブース全体としては凝ったコンテンツが山盛りというよりも、どちらかというとアメリカンな雰囲気を楽しむような場といった感じになっています。たとえば2階に上がるとサイリウムが用意されており、そちらを振って遊ぶといったこともできます。

筆記具のボートに乗り込み水上シューティングが楽しめる!「パイロットコーポレーション」ブース

「パラリアル秋葉原」の中央通りを歩いて行くと、巨大なペンとともに現れるのがパイロットコーポレーションのブースです。同ブースの2階では、最新の筆記用具を3Dモデルとして展示。かなり大きめのサイズ感となっているので、もしかしたら実物を見るよりも細かいデザインなどが確認しやすいかもしれません!

そしてなんといっても同ブースの最大のポイントが、1階に設置された巨大なプールです! こちらでは、2メートルものサイズに拡大された筆記用具に乗り込み、水上シューティングが楽しめます。

▲それぞれの筆記用具ごとに、異なるステータスが割り振られています。

最大4人で同時に遊ぶことができますが、このときは残念ながらひとりで挑戦してみました。水上ボートを動かすような要領で操作が行えるほか、敵の筆記用具に向けてミサイルもぶち込むことができます。

これがなかなか爽快で、ちょっとしたストレス解消にもおすすめです!


▲ライバルに向かって、魚雷をぶち込んでやりましょう!

ガチでエイム練習ができるシューティングレンジが面白すぎる!「東京マルイ」ブース


東京マルイのブースでは、同社が取り扱っているエアソフトガンを、細部にまでこだわって作り込まれた3Dモデルとして展示されていました。それに加えて、サプライグッズも壁際に展示されており、「こんな商品もあるのか」といった感じで、本当のショップに訪れたような気分にさせてくれます。

▲それぞれの3Dモデルはかなり精巧に作られており、まさにバーチャルカタログといった感じで確認することができます。

同ブースの2階エリアは「コラボエリア」となっており、『ジョン・ウィック:コンセクエンス』や『リコリス・リコイル』といった、銃器を扱った作品とのコラボ情報が掲載されていました。


▲ブース2階に設置されたコラボエリア。フォトスポットとしても楽しめそうな展示が多数行われています。

しかしなんといっても、こちらのブースの目玉ともいえるのは1階に設置された「シューティングレンジ」です! こちらは銃を選んで40秒以内に高得点を目指すというもので、1万4500ポイント以上を獲得するとSランクシューターとしてランクされます。

遊び方は単純で、時間内に現れる的を撃っていくだけ。これが、PCでプレイしていると、いわゆるFPSなどで照準を合わせる「エイム」の練習にもなるのです。これが面白すぎて、ついつい夢中になってプレイしてしまいました。

しかしながら、修行が足りないのかスコアは今ひとつ伸びず……残念ながら「Cランクシューター」と認定されてしまいました!

実物のマシンのカタログがチェックできる「ドスパラ(サードウェーブ)」ブース

「パラリアル秋葉原」の中央通りに、リアル店舗の「GALLERIA esports Lounge」を再現したのがドスパラ(サードウェーブ)のブースです!

少し話が横道にそれますが、「最近の若者はドスパラのドスの意味が分からないんじゃないか?」という投稿を少し前にSNSで見かけました。同社では元々、PC/AT互換機のことを表す「DOS/V」の専門店として「DOS/Vパラダイス」というショップを展開していましたが、それが2003年に「ドスパラ」という名称に変更され現在に至るという経緯を持っています。ま、ファミコン通信が時代の変化に合わせてファミ通になったみたいな感じでしょうか(笑)。

さてそんな余談はおいておいて、そのドスパラで扱っているゲーミングブランドが「ガレリア」シリーズです。こちらのブース内では「ガリレア」各機種の3Dモデルとスペックが確認できるようになっていたほか、実際に購入することもできるリンクが貼られていました。


▲見た目だけではなく、細かいスペックや価格の違いなどもチェックすることができます。


▲暗黒面に落ちたライトセイバー……ではなく、『光るゲーミング箸改』の3Dモデルも展示!

また、少し前に話題になった『光るゲーミング箸改』の3Dモデルも展示されており、全体的にゲーミング気分が味わえるようになっていました。

傘の先端からビームを発射!「オーロラ」ブース

超巨大な傘がどどーんとそびえ立っているのが、明治29年創業の傘メーカー「オーロラ」のブースです!

見た目もユニークですが、ブース内もかなり面白い仕掛けがいくつか設置されていました。そのひとつが、中央に置かれたガシャポンです。ここからは、「空を飛べるフライング傘」や「先端からビームが出るビーム傘」など様々な種類の夢の傘が登場します。

試しに何度か引いて見たのですが、毎回異なるデザインのものが出てくるので、それだけでもかなり楽しい気分にさせてくれます。


▲ガシャポンからは、全く異なるデザインの傘が出現します。

特に遊んでいて面白かったのが、「先端からビームが出るビーム傘」です。こちらは広げた傘の前方に向けてビームを撃てるというものですが、まさしく映画『キングスマン:ゴールデン・サークル』の中でハリーが使っていた、あの傘を連想させるようなものになっていました。

こちらのブースでは、もうひとつ面白い試みとして自分のアバターを傘の柄にして世界でひとつだけのオリジナル傘が作れる「デジタルオーダー」体験ができるようになっていました。

ガイダンスに従い写真を撮影。しばらく待つとオリジナルの傘が3Dモデルとして登場します。すぐそばに天候を変更できるスイッチが用意されているので、そちらで天気を選んで記念撮影することもできます。

大川ぶくぶ氏描き下ろしキャラも登場! 「HUB秋葉原店」ブース


リアルな秋葉原でも、ちょっとした休憩ポイントや友人と談笑するのに最適な「HUB秋葉原店」ブースが「パラリアル秋葉原」にも登場します。なんと今回は、漫画家の大川ぶくぶ氏が描き下ろしたバーチャルマーケット公式キャラクターイラストが並べられており、ちょっとしたフォトスポットとしてもオススメとなっています。

ちなみにブース内には、テーブルの上にキラキラと光るドリンク類が置かれており、実際には飲むことはできないものの店舗の雰囲気は味わうことができるようになっています!

▲近づくとキラキラと光るドリンク類。
▲バーチャル世界でカンパーイ!

勢揃いしたビックカメ娘と写真を撮ろう!「ビックカメラ」ブース

秋葉原にあるリアルな店舗とまったく同じ場所に設置されているのが、ビックカメラのブースです。もうこの外観自体が、秋葉原に来たような気分にさせてくれますよね!

ブース内には、ビックカメラの店舗を擬人化した「ビックカメ娘」のパネルがズラリと並べられており、フォトスポットとしても楽しめるようになっていました。

また、Meta社のVRゴーグル『Meta Quest Pro』を3Dモデル化したものも展示されており、実際の店舗らしい感じも少しだけ味わえます。

「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」の会場が登場!「ベルサール秋葉原」ブース

こちらもリアルな秋葉原と同じ、道を挟んで「ビックカメラ」の対面に設置されたのが「ベルサール秋葉原」ブースです。

7月29日と30日に、バーチャルではなくリアルな世界のベルサール秋葉原で「バーチャルマーケット2023リアルinアキバ」が実施されますが、こちらのブースではそのときに使用される装飾がひとあしお先に飾り付けられています。当日どんな感じになるのか想像しやすいですね!

▲秋葉原のイベントスペースとして、すっかりおなじみのベルサール秋葉原。バーチャルでも、リアルと同じ場所に登場します。


最新スマートグラスを体験しよう!「TCL RayNeo」ブース

黒シックな建物が印象的なTCL RayNeoのブースでは、同社の最新スマートグラスである『TCL NXTWEAR S』をフィーチャーした内容となっていました。サングラスのようなこのスマートグラス、様々な特徴を持っていますが、その中のひとつである着脱可能なフロントレンズを3Dモデルで体験することができます。

▲巨大な『TCL NXTWEAR S』の3Dモデルに触れると、フロントレンズが着脱できるアニメーションを見ることができます。

もうひとつ、ブース中央奥に設置されたのがダンスコーナーです。こちらは、友達とふたりで一緒に踊るか、Vketちゃんと一緒に踊るかを選んでダンスに挑戦することができるようになっていました!

超リアルな競馬体験ができる!「日本中央競馬会(JRA)」ブース

「パラリアル秋葉原」の最も最深部に設置されたのが、日本中央競馬会(JRA)のブースです。こちらはブースというよりも特別なワールドに移動して体験できるといった感じの作りになっていました。

ゲートを通り抜けると、中山競馬場をそのまま再現したようなエリアに移動することができます。実際に馬券などは購入することはできませんが、投票カードなどリアルなオブジェクト類もしっかりと再現されていました。

こちらのブースで楽しめるのは、バーチャルならではの競走馬に乗ったレース体験です。複数人で遊んでも楽しいそうですが、名馬「キタサンブラック」に乗り込み、ひとりでタイムアタックに挑戦するといった遊び方もできます。

まずはズラリと並んだ馬の中から1頭を選んで乗り込み、スタートゲートに向かいましょう。こちらで「GameStart」のボタンを押すと、『ドラクエ』の音楽でおなじみ作曲家すぎやまこういち氏によるG1のファンファーレが流れます。

ゲートが開くとレースがスタート! コース上に転がっているニンジンなどを取っていきながらゴールを目指してターフを疾走していきます。

ゴールが近づいてくると、本物の競馬中継さながらに会場内から大きな歓声が沸き起こります。そのまま無事ゴールを果たしたら、電光掲示板に表示されるタイムを確認しましょう!

▲ゴール近くでは大きな歓声が沸き起こります。
▲電光掲示板に、ランクとタイムが表示されます。

「バーチャルマーケット2023 Summer」ということで、こちらの「パラリアル秋葉原」を含め、結構な時間をかけて3つの企業ブースをすべて回ってきました。いずれのブースも創意工夫がされているだけではなく、バーチャルの世界だからこそ体験できるような仕掛けも多数用意されており、また新たな魅力に気付かされた感じがします。

みなさんも、機会があればぜひ「バーチャルマーケット」の世界を体験してみてください!


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