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今年はチャレンジの当たり年!?新人アンバサダーが初出展者にインタビューしてきた!
本記事は、Vket公式アンバサダー・日ノ本マイさんによる寄稿記事です。
今月はバーチャルマーケット2024 Summer!
入稿が終わりましたね。出展者の皆様、お疲れ様でした!
私は来るバーチャルマーケット2024 Summerの公式アンバサダーを務めます日ノ本マイ(ひのもとまい)と申します。
去年からVtuberとして活動しており、この度Vket公式アンバサダー2期生に就任しました!
ですが……。
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VRChatを始めたのは4月から!
アンバサダーでありながら、なんとVketをリアルタイムで経験しておりません。
ド素人。超ビギナー。初心者マークです。
こんな人がアンバサダー!?
って思う方もいらっしゃいますよね。
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でも! 初心者だからこその熱意やアイデアもある。
ビギナーだって必要枠だと私は思いたいです。
「Vket出展に興味はあるけど、とりあえず見送ってしまった」
「出展したいけど、自分の今のクオリティでいいんだろうか」
「入稿の仕方がよくわからないイメージ」
そんな迷いをもっているアナタにぜひお届けしたい。
日ノ本マイ、取材してきました。
Vketで自分の世界を広げようと挑戦する初出展者の物語です。
初出展者とご対面
次元を超えてVRChatへダイブ!
とあるVket初出展者が待つワールドへ潜入しました。
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しっとりとしたJAZZが流れ、無数の間接照明も相まってムーディな世界。
部屋の真ん中のビリヤード台でキューを振るう人。
今回のお話の主人公です。
「マイさん、ようこそいらっしゃいました」
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出迎えてくれたのはバーチャルハスラーみなみにしさん。(以下、みなみにしさん)
VRChatでビリヤードコーチングも受け持つ、肩書通りのバーチャルハスラー!
すごい!どんどんポケットにボールを落としていきます。
リアルな物理演算や音響効果があるVRchatだからこその活動といえるでしょう。
私も試しにプレイしてみましたが、実際のビリヤード台と同じようにキューとボールを操作できる感覚がたしかにありました!
「なぜこれを?」意外な出展物のワケ
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「ビリヤードを楽しむ人をたくさん増やしたいと思っています。自分の活動を多くの人に知ってもらえたら嬉しいですね」
と語るみなみにしさん。
Vketではワールドやサークルの紹介展示もOK。
どどん! と、自分の活動の紹介ブースを置く方も珍しくはないようです。
みなみにしさんは自身の活動に関する個人ページを運営しており、VRChatビリヤードの始め方を解説した動画なども豊富にあります。
Vketで宣伝して、ページへ来ていただけたらいいですよね!
動画をたくさん再生してもらえればラッキーです。
「でも出展するのはフルスクラッチモデルなんです」
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え!!???
事前にみなみにしさんのプロフィールを見てきたのですが……。
モデラーである情報は一切ありませんでした。
ビリヤードを広めるべく活動しているのに、なぜ?
「1年前にバーチャルの事業を展開している企業の採用募集へ応募してみたことがあって。いいところまでいったんですが落ちてしまったんです。活動にはそれなりに自信があったんですけどね」
肩をすくめるみなみにしさん。
「他の希望者と違って自分はBlenderが一切触れなかったし、触ってこなかった。それが理由の1つかもって。だから1年でどこまでできるかなって思って挑戦しました!」
すばらしい!
Vketでモデルがたくさんの人に見られて、たくさん売れたらいいですね。
「あ、いや。来場者にタダであげちゃうんです。この子」
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苦労してフルスクラッチモデルを作ったのにあげちゃう?
本当にいいんでしょうか??
「Vketに出展されるモデルはクオリティの高いものが多くて……。同じ場所に並べても正直あまり売れないんじゃないかって思っています。だからVket開催中は自分のブースに来てくれた人にあげちゃうんです」
8-Chanちゃん。かわいいモデルだと思うのですが……。
そういうものなのでしょうか?
自分の活動を第一に押し出すわけでもなく、モデルを売ってお金を得るわけでもない。
みなみにしさん!
初出展とはいえ、ちょっと控えすぎじゃあありませんか?
Vketを手段として利用するべし
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「マイさんは映像出展が出来ることを知っていますか?」
今回のVketから新しく、動画のみを出展できるようになりました。
知らなかった方も多いのでは?
私もその一人です!
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「そこで、アバタープレゼントのお知らせも兼ねたPV映像も出展しているんです」
映像を見せてもらうと……、スタイリッシュでかっこいいビリヤード映像が!
これは憧れを掻き立てられるような……!
VRChatビリヤード1度やってみようかな?
アバターももらえるなら出展ブースにも行こうかな?
そんな気持ちになりそうです!!
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「だったらいいなって! 自分のDiscordサーバーに入ってもらって、そこでモデルを無料配布して、8-Chanちゃんの姿で集まってビリヤードをする集会が出来たら嬉しいです」
そうか!
みなみにしさんにとってVketは自分の楽しい場所を広げる手段の1つでもあるんですね。
今年から入稿のハードルがさがった
「VRChat自体は何年も前からやっていたんです。でも正直、Vketはどこか縁遠いものだと感じていました。特別”出来る人”達だけが参加できるものってイメージが……」
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「特にUnityを使うのが苦手で。入稿にハードルを感じていたんですが……。ブラウザからブースを飾り付けて入稿できるサービスが出たのでクリアできましたね!」
そう! 今回から革新的なサービスが始まっていたのです。
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いざ、出展物ができてもそのままポツンとおくわけにもいきません。
今年登場したサービス「Vket Booth Maker」では、「ブース(持ちスペース)を飾り付け出来るアイテムを選んで配置して入稿」が、ブラウザ上で出来るんです!
誰でもブースを「それっぽく」出来る便利なものなんです!
映像出展もVket Booth Makerも、今回のバーチャルマーケット2024 Summerからスタート。
私はVketをまだリアタイしたことがありませんが、今がルーキーにとっての「当たり年」なんだと予感しております。
「あとは、Vket内で買ったモデルやアイテムがそのままVRchatに反映されたらいいな~なんて思っています」
私もそこ期待しています!
この流れで行けばいつか……もしかして!?
HIKKYさんお願いいたします♪
自分の世界が広がることに変わりない
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興味はあっても、クオリティで勝負しないといけないんじゃないか! とか、入稿が難しいとか……。
参加に至らないけど、潜在的な出展希望者って結構いると思うんですよね。
でも、みなみにしさんの話を聞いていたら、そんな事あまり気にしすぎなくてもいいんだ、という確信が持てました。
「自分もそう思いたいです。だってそうじゃなきゃ面白くないです」
新生バーチャルハスラーとの出会いに胸を膨らませるみなみにしさん。
これからも新しい人が、いろんな目的を持って、Vketを手段として自分の世界を広げにやってくる。そこには工夫やアイデアや挑戦があって……。
そういうものがメタバースをさらに面白くしていくのかもしれないです。
とにかく!
参加すれば何かしらの出会いや刺激は絶対ある!
もうプラスしかないのでは?
さあ! 今回は出展を見送ってしまった読者たち!!
バーチャルマーケット2024 Winterもありますよ。
ぜひ、私とルーキーやりませんか!?
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「そんなマイさんだって出展できるんですよ」
考えてもいなかったけど、言われてみればそういう事になりますよね。
冬の出展希望者の倍率は、果たして高くなるんでしょうか……??
さいごに
そんな感じで、私の初記事では、初出展者さんへのインタビューに合わせて、新しく始まった映像出展と入稿方法について触れてみました。
参加を迷っていた人の背中を押せたらいいな。
なんて思っています。
そしてこの記事を作成する事によって、経験不足の私でもVketを身近に感じる事ができました。
バーチャルハスラーみなみにしさん。取材協力ありがとうございました!
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最後にみなみにしさんの初出展を応援して制作協力してくれた方々のお名前をここに記させていただきます。
ルーさん
https://x.com/rue_3d?s=21&t=1qRSfhLpL2JYKLyKxrQwRA
たにくるさん
https://x.com/tanikuruvr?s=21&t=1qRSfhLpL2JYKLyKxrQwRA
Reinaさん
https://x.com/reinavrc?s=21&t=1qRSfhLpL2JYKLyKxrQwRA
Second Moon Productionsさん
https://secondmoon.booth.pm/items/5687131
山中勇希さん
https://x.com/yuki_yamanaka?s=21&t=1qRSfhLpL2JYKLyKxrQwRA
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筆者:日ノ本マイ(ひのもとまい)
次元と距離を超える風来人Vtuber
野外ロケ映像に自身の3D体を合わせる手法の動画を作りながら配信活動をしている。
知らない場所に行って見聞きをすることが生きがい。
リアルもメタバースも関係なく現地に行くことをモットーに活動している。