【クリエイター白書】"人間らしさ"を表現するサウンドを探究する からし明太子さん
バーチャルで活躍する様々なクリエイターのこだわりや想いをお届けする「クリエイター白書」。今回は、サウンドクリエイターとして活躍されるからし明太子さんへのインタビューです。
バーチャルアーティストAMOKAのドラマーとして活動を開始。その後、同アーティストのサポートメンバーとなった後は、各種イベントのBGMのディレクションや、作曲などで幅広く活躍されています。
特に、2022年12月開催のバーチャルマーケット2022 Winterでは、パラリアル札幌のワールドBGMを担当されました。
そんなからし明太子さんは、どのような想いで制作活動をしているのでしょうか。
──こんにちは、からし明太子さん。VRChatでの活動や音楽制作についてお話を伺いたいと思います。まずは、VRChatについて教えてください。どのような魅力を感じていますか?
VRChatは、集団や個人の活動が盛んで、新しい体験ができる場所だと思います。私自身もVRChatの歴史が長く、日常的なものになってしまっていますが、初めて体験する人にとっては刺激的な場所だと思います。また、VRChatには多くのクリエイターがいて、地道でひたむきに活動している人が多い印象です。
──音楽制作についても教えてください。どのような経験がありますか?
バーチャルアーティストAMOKAのドラマーとして活動を開始し、その後はサポートメンバーとして活動しています。その他にも、各種イベントのBGMのディレクションや作曲なども手がけています。また、VTuberさんのバックバンドも担当しました。
──Virtual Market2022 Winterでは「パラリアル札幌」のBGMを担当されていましたね。
制作の最初期は、"札幌っぽい音"を探すところからはじめました。音と構成要素を先に決めていったんですけど、それで自分のなかで完成した気でいたんですよね。歌詞のない曲を作るのが久しぶりだったこともあり、メロディが思い浮かばず、悩んでいたところサウンドチームの方の協力もあり完成品に仕上げていきました。
──音楽制作において、特にこだわりや想いはありますか?
音楽は、ただ単に音楽として評価される時代は終わったと思っています。音楽だけでは太刀打ちできないと考えています。だから、私ができることは、自分自身がコンテンツになってしまうことです。そのために、説得力を持たせるための物語を作り出すことが必要だと感じています。
──どのような物語を作り出すことが必要だと考えていますか?
バーチャルで活躍するクリエイターには、それぞれ独自のキャラクターやストーリーがあります。それらを掛け合わせて、説得力のあるコンテンツを作り出す必要があります。また、バーチャルだからこそできる表現方法を活用して、人間らしさを表現することも大切だと思います。
──LPK48さんの楽曲も手掛けていますね
すでにあるコミュニティに関わるときには、とにかく全部聞くことをこころがけています。例えば、LPK48さんなら、ロポりこんっていうアバターを愛する人達のグループですよね。ファンの方もTwitterなどで見るので、そういった楽曲を聴いた人が、どんな体験を得るのかを考えます。一方で、発信側にも、目的や言いたいこと、曲の季節のイメージとか、本当に全部ヒアリングします。
──今後こんなふうな活動がしたい!というのがあれば、教えてください!
楽曲制作はもちろん、創作物に付随する音楽やその編集、サポート等「音と創作物を繋ぐお手伝い」をしたいです。
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