見出し画像

【ロードマップ発表!】My Vket開発会議 特別編 まとめ (前編)

🔶「My Vket開発会議」配信について

My VketVket Cloudの開発進捗や、ユーザーさんの活動・アイデア・コメントなどを紹介していく配信です。

今回の発表は情報量が多いので、前後編にてお伝えいたします。
前編ではVket CloudやMy Vketを創った想いや
今後のロードマップの詳細を開発陣に訊いてみました。

🔹「My Vket」ってなに?

ブラウザで楽しめるメタバースサービス!
簡単にアバターを作れたり、自分のお部屋を作れます

🔹「Vket Cloud」ってなに?

メタバース開発エンジンです!
WEBブラウザでアクセスできるメタバース空間が作れます。

🔹MC
mei(My Vket / Vket Cloud 広報・コミュニティ)
喜田 龍一(COO Vket Cloud 開発責任者)
ラフ(My Vket プロダクトマネージャー)
岩花(Vket Cloud SDK / シーンビルダー ディレクター)
さわえみか(COO/CQO クリエイティブディレクター)
育良 啓一郎(PR ユーザーコミュニケーション)

アーカイブ動画はこちら


🔶ロードマップ発表の特別編

第2・第4水曜日 21:00〜定期配信している「My Vket開発会議」ですが
「今後のロードマップを知りたい!」というユーザーさんの声と
大きなアップデートがたくさんあり、その内容を詳しくお伝えするため特別編となりました。
配信メンバーもいつもと少し違い、開発のコアメンバーが登場。
改めて「Vket Cloud」や「My Vket」を創ったきっかけや想いを訊いてみました。

🔹Vket Cloud、My Vketでこんな世界を創りたい!!

なぜVket CloudやMy Vketを創ったのか、何を目指しているのか、
どこに向かっているのか
改めてVket Cloud 開発責任者の喜田 龍一とCOO/CQOのさわえみかに
語ってもらいました。

🔹Vket Cloudは
 「おばあちゃんでも気軽に入れるメタバースを目指す!」

●改めてVket Cloudを創ろうと思ったきっかけを教えてください。

喜田:
バーチャルで創られた世界って
入るためのハードルがすごく高いと感じでいます。
それを「誰でも気軽に入れるようにしたい」
という想いがあってVket Cloudを創りました。

●機材はもちろん、専用のアプリケーションが必要だったりしますよね。

喜田:
そうなんです。例えばクリエイターさんがVRChatにワールドを創れば、
VRChatユーザーはすぐに入れる。
一方でおばあちゃんに「こんなの創ったからVRChatやってみてよ!」と
言ってもそれは難しい。
でもWebのリンクを渡して「クリックしてみてよ!」なら
スマホやタブレットでもできる。
そんなサービスを創りたいというのがきっかけでした。

●それくらいの気軽さなら確かにはじめられそう。

喜田:
ゆえにWebブラウザで入れるようにしたし、
スマホやタブレットでも動くようにしました。
また後ほど説明するシーンビルダーなど「気軽に作れる」機能も追加して、
この世界をもっと広げていきたいですね!

🔹My Vketで「自分の好きな姿で生きられる世界を広げていきたい」

●改めてMy Vketを創ろうと思ったきっかけを教えてください。

さわえみか:
「誰もがアバターを持って、
バーチャル世界にお出かけする体を持ちましょう!」
というのを当たり前にしたくて始めました。
Vtuberが当たり前になったように、アバターを持つことを普通にしたい。
そしてその姿で活躍できる世界を広げていきたい思っています!

●アバターで活躍する世界を広げる、とは?

さわえみか:
例えばアバターの姿で仕事するですとか、
「好きな姿で生きられる」をより簡単にしたいという想いがあります。
気軽さだけじゃなくて、アバターがダウンロードできるなど、
My Vketで創ったものを外に持ち出せるようにもしています。

●プラットフォームに縛られることがない、ということですね。

さわえみか:
そうです。今後10年、20年たっても、
「いつまでたってもかわいいねえ!」って言いながら
アバターでわいわい過ごせる。
そんなみんなで笑いあえる世界を創っていきます!
ルームのシステムも、もっと自由度を高くして、
いろんなことができるように開発を進めていますので、お楽しみに!

🔶Vket Cloudアップデート情報 まとめ

発表の前に、Vket Cloudの機能などについて喜田よりおさらい

喜田:
Vket CloudはWebブラウザで動くメタバース開発エンジンですが、
実は独自のゲームエンジンを使っています。
Unityはあくまでエディターとして使うという立ち位置です。
中でも描画性能は、Webブラウザで動かすという制限の中では
高めになっています。
独自エンジンゆえにピーキーな調整ができるからですね。

デフォルトでマルチプレイ可能、簡単にアクセスできるというほか、
Webサイトの構造にのっとっているため、
カスタマイズの幅が広いという特徴もあります。
ただ、まだまだエンジンとして整っていないところも多いのも事実。
バグ修正などで随時アップデートしていきます!

🔹ロードマップ発表!

喜田:
次回Vket Cloudのアップデートがたくさん入ります。
SDKにテコ入れがあったり、UIなどがとても軽くなったり、
Vket Cloudのサイトの方でアセットの配布ができたり、
有料版の機能が登場したりと
いろいろと大きく変わります。
本来は10月25日でしたが、
諸事情で10月下旬から11月上旬と言わせてください。
開発がひーひー言いながらやっておりますので(笑)

さわえみか:
ピンクの文字がベーシックプランやビジネスプランなどの有料版ですね?

喜田:
そうです!
現在は基本的に個人でしかSDKを使ってもらえないのですが、
有料版になるとチームでの開発が可能になります。
ひとつのワールドを複数人で編集するということができたり、
ECサイトと連携する、予約機能が使えるなど
いろいろと機能が追加されます。

育良:
ワールドテンプレートの提供も始まる、とありますね。

喜田:
ビジネス向けになると
自前でワールドを用意するということが難しかったりするので、
ギミック込みのテンプレートを配布します。
実は直近のアップデートで一番の目玉が、
「アクティビティクラス」という機能が使えるようになる、
というのがあります。

さわえみか:
書いてないですよね?

喜田:
はい(笑)。
Unityのプレハブに相当するものなのですが、
スクリプトや3Dモデルをセットにして
設置したり読み込めるというものですね。

育良:
何らかの機能が一個の塊になっていて、
あとはそれを入れればすぐ使えるというものですか?

喜田:
その通りです。
初めは時計などの簡単なギミックの物を配ろうと思っています。
ワールドテンプレートはそれらを組み合わせたものをダウンロードして
設置すればOK、というものです。

また2024年には「シーンビルダー」という、 UnityではないWebブラウザで動くエディターを実装予定です。 すでに社内ではα版が動いてはいるのですが、 岩花さんがUI/UXの調整をどんどん進めていますので、 リリースはもう少しお待ちください。

育良:
今、またすごいことをサラッと言いましたね?
Webブラウザで動く、ワールドが作れるツール??

喜田:
はい(笑)。
ほかエモートを追加する、
ベーシックプラン以上になるかもしれませんが、
同時接続人数を50人~100人くらいに増やす
などが目ぼしいところになります。

さわえみか:
投げ銭機能気になりますねえ~。

喜田:
投げ銭機能、考えると憂鬱になりそうなほど
めちゃくちゃ大変なので頑張ります。
とにかく、いろいろ追加機能ありますのでお楽しみに!

🔶My Vketアップデート情報 まとめ

発表の前に、My Vketの機能などについて
My Vket プロダクトマネージャーのラフよりおさらい。

ラフ:
Vket CloudをベースとしたHikky独自のサービスで、
昨年12月にβリリースしました。
コンセプトとしては、みかさんが語ってくれたように
メタバースを体験したことがない人、経験が浅い人でも
わかりやすく簡単にブラウザでメタバースを楽しめるサービス
となっています。
実は今年の8月により親しみやすいサービスを目指す一環として
デザインをリニューアルしました。
デザインを明るくポップなイメージになり、
βのころから見て下さっている方々は
「なんか雰囲気変わったな」と感じたんじゃないかなと思います。

ラフ:
具体的に何ができるかというと、
リアルの自分の表現を拡張したり、
リアルとは違う自分になって新しい生き方をしたり
部屋を簡単に創れたり、イベントを開催できたりというのを
どんどん制作しています。

ラフ:
活用事例として2つほど紹介すると、
まず成田芋虫さんという漫画家の方のオンラインサイン会を開催しました。
My Vketの画面共有機能を使って
その場でサインや好きなキャラを描いてくれるというイベントです。
地方や海外から参加している方、
リアルだと会うのが恥ずかしいという方などが参加してくださって
今までとは違う、
プライスレスな体験となったんじゃあないかなと思っています。

さわえみか:
X(twitter)で限界オタクになっている人を見ました(笑)

ラフ:
成田さんもとても喜んでくれていましたね。
ファンミーティングの方法の1つとして活用してほしいです。

ラフ:
もう1つはレジェンド声優の古谷徹さんのお誕生日に、
ファンの方から募った誕生日メッセージを部屋に飾ったというものです。
それを番組の配信中にサプライズで紹介し、
古谷さんのお誕生日会をお祝いしました。
古谷さんが喜んでくださったのはもちろん、
ファンの方も実際に「自分のコメントが飾られている!」という感じで
楽しんでくださったようです。

さわえみか:
実は後ろの黄色い飾り、有名声優の緑川光さんと野島健児さんの声が
聞こえるギミックなんですよね。
そういうのも簡単に創れるし
、X(Twitter)からも簡単に入れて声が聞ける!という投稿もありました。

育良:
普段繋がれない人が繋がれるというのもいいところですね。

ラフ:
配信を見ているのとはまた違う、ライブ感がすごいあっていいですよね。

🔹ロードマップ発表!

ラフ:
情報量が多くて2枚にわたっておりますが、まずは今年のから。
10月にアバターメーカーをより使いやすくリニューアルします。
11月にはいよいよイベント登録機能を開放します。
それに併せてまずは公式からのみですが
イベントチケットやアイテムの販売などを開始いたします。
ルームの操作性も改善していきますのでお楽しみに。

さわえみか:
NPCを住まわせられる、気になる!

ラフ:
後程詳しく説明いたします。
2024年はユーザー間でのアイテムの売買をスタートさせていただきます。
次にルーム上でアバターの表情機能を追加します。
無表情で寂しいな~というのがあったと思うのですが、
表現を豊かにできるよう進化させます。
ほかイベント体験を向上させるという一環で、
有料エモートで演者さんに気持ちを伝えられる
などの機能も組み込んでいきます。
それらも含めて、いろいろとプロジェクトを進めていきますので
ご期待ください。

育良:
こっちもすごい情報量ありますね。

さわえみか:
え、ちょっと待って。「ルームでの体験を向上」のところに
「AIで簡単に家具が作れる」ってあるけど
これすごいのでは? めちゃくちゃスルーしようとしてる?

喜田:
これは実装は年明け以降になると思うのですが、
いわゆる生成AIを使って家具を創るという機能ですね。
例えば「でかい 象さん」と打ち込むと
その場で大きな象さんが生成されます。

ラフ:
モデリングいらずで、しかも言語も日本語OKです。
「緑色のソファ」と入れれば緑色のソファができます。

育良:
サラっと一行で発表するような内容じゃないですよこれ(笑)。

さわえみか:
「NPCとの会話が可能に」もAIですか?

喜田:
前提として11月に自分のアバターを
NPCとして部屋に住まわせられるという機能が追加されます。
その後のアップデートで、
ChatGPTを使って会話をさせられるというものですね。
アップデート時期はまだ先になるので少々お待ちください。

育良:
どこからコメントしていいかわからないくらい情報ありますね。

mei:
ではこの後、詳しく紹介できればと思いますので
よろしくお願いいたします。


以上、My Vket開発会議【特別編】まとめ (前編)でした。

次回はアップデート情報を詳しくお届けいたします。
情報量がかなり多いですので、もう少しお付き合いください。

またVket Cloudの公式Discordサーバーでは質問等も受け付けておりますので
ぜひご活用ください。

My Vketの最新情報はTwitterでチェック!

おすすめ記事

この記事が参加している募集