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【浜松市】シティプロモーションにメタバースを活用!リアルとの連動施策も
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VR法人HIKKYが企画・運営する「バーチャルマーケット(通称:Vket)」の企業・団体様の活用事例をお届けします!
▼バーチャルマーケット
世界最大級のバーチャルイベント。3Dアイテムやリアル商品の売買に、バーチャルライブやアバター接客などの“体験”も提供し、国内外のクリエイターや企業が出展し、クリエイティブを発揮した展示に出会えるイベント。2018年から、年に2回、夏と冬に開催している。
https://event.vket.com/
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▼Vket出展価値
#シティプロモーション #地域活性化 #ブランディング
▼この事例の結論・要点
バーチャルマーケット参入の動機
・浜松市のシティプロモーション
・特定のテーマのブランド強化
取り組み
・ゲーム要素を加えた体験設計
・メタバース内でのユーザー交流
・リアルイベントとの連動
効果
・ユーザーによる自発的な拡散効果
・幅広いユーザーとの親密な交流
・メタバースで地域活性化をしている先進的な自治体というイメージの定着
バーチャルマーケット参入の動機
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静岡県浜松市は、若き日の徳川家康公が天下統一の礎を築いた「出世の街 浜松」とも称される、人口約80万人の政令指定都市です。旺盛なチャレンジ精神と起業意識の高い風土によって、オートバイ・繊維・楽器といった産業が集積する「ものづくりの街」であるとともに、豊かな自然環境と都市部の調和、温暖な気候、魅力ある食文化などにより、近年、観光地としての人気も高まっています。
浜松市は、メタバースを活用したシティプロモーションの可能性を模索するため、2023年夏に初めてバーチャルマーケットへ参加。メタバースならではの表現力や高い没入感、さらにはバーチャルで活動するユーザーのコミュニティとの密な交流が可能であることを実感しました。
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前回の出展では、地元の祭りである「浜松まつり」の凧あげギミックや名産品の3Dモデルの展示など、コンテンツを多数用意しましたが、一方で、「方向性が定まっていない印象となっていた」という声もありました。
2回目となる今回の出展では、より明確な成果と課題を意識した取り組みを行うため、特に「食」をテーマに絞り、浜松市の特産品のひとつである「浜名湖うなぎ」に焦点を当てることに。ブースでの体験設計やコンテンツのギミックに関してもHIKKY担当者と密に意見交換を行い、より強化されたコンセプトで臨むことになりました。
さらに、Vket発のリアルイベント『Vket Real 2024 Summer』へも出展し、VR機器を使用したVRブース体験や、水槽で泳ぐうなぎの展示、浜松市の魅力の紹介を行いました。
バーチャルマーケットの活用
メタバースでの取り組み
2024年夏の出展では、企業出展会場である「パラリアル大阪」に、浜松市の名産である「うなぎ」をモチーフとしたブースを設置。
ブース内では、泳いでいるうなぎを水槽の中へ入って捕まえる「うなぎのつかみ取り」ゲームや、浜松の名産について理解を深めることができる「浜松名産ガチャ」、浜松の名産が並ぶ「食堂風フォトスポット」を設置し、期間中にはユーザーのコミュニティとのコラボイベントも開催しました。
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前回の出展時のブース内コンテンツは、3Dモデルの展示のみに留まりましたが、今回は新たにゲーム要素を導入し、来場者が何度も挑戦できるような仕掛けを用意しました。さらに、グループで楽しむことができる体験型コンテンツにした点も功を奏し、ブース来場者によるSNSでの自発的な発信が広がり、コンテンツを通じた楽しさが効果的に拡散されました。
ブース内の来場者アンケートに対しても、前回を上回る1,000件以上の回答があり、先進的な取り組みを推進する自治体としてのインパクトを残すことができました。
ユーザーコミュニティとのコラボイベントでは、浜松市の職員もアバターを使ってメタバースへ飛び込み、ブース来場者と交流。メタバース上での匿名性が保たれた状態でのフラットで親密な交流や、共通の興味を持つ人々が集まる連帯感といった点に手ごたえがあり、メタバース特有のコミュニケーションの容易さを感じました。
「バーチャルマーケット」は世界中から130万人以上が集まるイベントであり、浜松市ブースにもコンスタントに来場者が訪れました。バーチャルマーケットの集客力を活用し、市の魅力を広く訴求できたことは一つの成果だといえるでしょう。
リアルと連動した取り組み
バーチャルマーケット期間中、浜松市独自の施策として、市内の科学館でVR体験会を実施しました。ファミリー層や子どもなど、メタバース未経験者が多い来館者や、バーチャルマーケットのユーザーとも異なる幅広い年齢層の方々に対して、浜松市の先駆的な取り組みを紹介する機会となりました。
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一方で、リアルイベント「Vket Real」において、ベルサール秋葉原に出展した浜松市ブースへは、バーチャル空間に馴染みのあるユーザーが多く訪れ、実際にバーチャルマーケットの浜松市ブースでうなぎのつかみ取りを体験された、と話す方も。
「メタバースでもリアルでも、来場者の熱量の高さが特徴的だった」と市の担当者は語っています。
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浜松市は、今回の出展による効果検証を行うとともに、観光誘客はもとより、移住・定住の促進や都市ブランドの向上などの長期的な成果を見据えながら、シティプロモーションへのメタバース活用について検討していく考えです。
静岡県浜松市 担当者からのコメント
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浜松市 産業部 観光・シティプロモーション課
主任 金子悠馬 氏
「ひとえにシティプロモーションと言っても様々な手段があり、何をもって成功とするかが難しいと感じています。
本市のVket出展は、シティプロモーションツールの一つと捉え、チャレンジ的な意味合いもありました。
結果として、世界最大級のメタバースイベントであるVketへ出展したことで、多くの方が本市ブースへ来場し、熱量の高いファンによりSNSなどで本市の魅力発信・拡散があったこと、さらに先進的な取組をしている自治体として都市ブランド向上に寄与したことなど、成果があったと感じています。
本市には、国内外に誇る強みや魅力がたくさんあります。
まだ知られていない本市の魅力を、これからも発信し続けてきたいと思います。
つまり、シティプロモーションに終わりはない。」