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【Vket24Wイベントレポート】スターシップオーケストラPART2設定解説付きワールドツアー

2024年12月7日~22日までの間に開催された「バーチャルマーケット2024 Winter」。期間中は様々なイベントも開催され、ワールドの世界観やストーリーを考えたメンバーが、直接解説しながらワールドを巡るツアーもいくつか開催されました。
今回はその中のひとつ、12/17(火)に開催された「スターシップオーケストラPART2設定解説集会」の様子をお届けします。

今回の解説・案内役

林啓太

Vketのストーリーや世界観の設定を行っているメンバーの1人。
スターシップオーケストラに関してはPART1から続くストーリーのほか、Vket全体で登場するキャラクターの設定なども務める。

りーば

進行助手。設定資料を表示したり、補足をしたりする。
あとこの記事を書いている人。
今回はアバターメイカーでSFっぽいVketちゃんを作ってきました。

「スターシップオーケストラPART2
-遥けし郷里へ-」とは

ツアーの開始をお伝えする前に、ワールドのストーリを簡単にご説明。
公式サイトのテキストからざっくりいうと…
――人類が宇宙に進出して数世紀の未来のお話し。
超高速高次元航法「HMDドライブ」の発達により、人類は様々な惑星・銀河を駆け巡っていた。そんななか大規模な時空崩壊により消失した「地球」への道しるべとなる「箱舟」を見つける。
「地球」を再発見するため、箱舟を追いかけ、いくつもの天体を突き進む。
と言う、広大な宇宙を舞台としたスペースオペラとなっている。

ツアー開始!
第1フィールド リングワールドエリア

たくさんの方が来てくださいました。

それでは早速ツアーを開始します!
まずは目の前に大きな青い惑星が現れ、そこから一隻の舟が飛び出していきました。

 林啓太
「こちらの船はスターシップオーケストラのPART1に行った人ならわかると思うんですけどPART1の最終地点で星の中に入っていた船なんです。
そしてこの船は、Vketの中では頻繁に出てくる象徴的な宇宙船でもあります。今回“箱舟”と呼ばれていて、スターシップオーケストラの時間軸では昔からある古い宇宙船になっています。
この宇宙船は後々出てくるので、覚えておいてくださると」

りーば
「ちなみにスターシップオーケストラPART1はVket2023Summerのワールドです」

林啓太
「そうですね。ほんとはPART1のすぐあとに続編をやる予定だったのですが、いろいろと諸事情があり、今回やっとできたって感じです」

林啓太
「そしてこの最初のエリアは『リングワールド』と言われている世界です。真ん中に星があり、それをリング状の人口構造物がぐるっと一周囲んでいます。この人口構造物は今では失われている超技術が使われており、1Gの疑似重力があり、そのおかげで空気も定着され、宇宙空間にいるように見えるけれど我々は生身のままでいられるという設定です」

ツアー参加者さんからの質問で、「星に刺さっている管は何ですか?」との質問もありました。

林啓太
「これは封印を示していたり、エネルギーを送ったりするものです。デザインについては担当の時代ミツルさんが”スターシップオーケストラ”という名前から着想を得て、管楽器っぽいものにしてくれました」


そこから少し進むと、異星人たちに遭遇しました。

林啓太
「ここにいる異星人ですけど彼らもここの原住民ではなく、僕らと同じように冒険したり採掘をしに来たりしています。小さいのがコロル族、大きいのがテザーフォードと言う、ほかのサイバーパンクワールドに出てきた種族で、彼らも仲よくやっている感じです。ちなみに先ほど僕らと同じように、と言いましたが、僕たち“来場者”は前回のPART1でこのリングワールドを発見し、このリングワールドに降り立った冒険者だったり賞金稼ぎだったりという立場になります」


さらに奥に進んでいくと、我々が星々を移動するために搭乗する「プレイヤーシップ」が登場します。

林啓太
「この船は、スペースオペラやるなら絶対に宇宙船を使いたいし必要だと思ったのと、続編をやる際には星々を渡り歩きたいと考えていたので作りました。船の呼び方ですが、制作陣は「プレイヤーシップ」と呼んでいます。皆さんが乗る船なので、特定の名前を付けないようにしたいなと思って。ちなみに変形についてはモデリングスタッフが気を利かせてつけてくれました。この後中に入りますが、内部もだいぶ作りこみましたよ」

プレイヤーシップのラフ画像を表示している様子。ここではデザインの説明も。

説明が終わったところで、さっそく船に乗り込みます!
搭乗人数は35名、ぎちぎちではありますが、意外とたくさんの人が乗れました。

第2フィールド 砂漠エリア

船から降りると、荒廃した砂漠のエリアに到着しました。

ここからデザイン担当の時代ミツルさんも参戦。ワールドのイメージボードについて、補足説明をしてくださいました。

時代ミツル
「このイメージイラストの上にある浮いているものはPART1にあった卵の殻のような外角で、骨のようなものはただの骨ではなく、Vket古参の方は見覚えがあるようなものとなっております」

林啓太
「そう。古参の人がちょっとニヤリとできるかなと配置してありますね」


少し先に進むと、リングワールドにもいた宇宙人に遭遇します。

林啓太
「彼らは『なんでこんな砂だらけの惑星にいるんだ』って話をしてきています。実はもう一つの差分ワールドでセリフが違う内容になっているんですが、こういったNPCのセリフやデータチップのドキュメントは差分ワールドで全部違っていて、その両方を読んでいただくことで全体のストーリーがもっとわかるようになっているので、そちらもぜひご覧いただけますと」


すぐ近くにはアイテム出展者のエリアに。ここにも少し秘密アリとのこと。

林啓太
「このアイテム出展のブースはコンテナになっていて、コンテナが開いたようなデザインになっています。実はちゃんと閉じるデザインになっているんですが、これもミツルさんのデザインですね」


そしてコンテナのすぐ近くにある宇宙人の露店前には、なにやら光るオブジェクトがあり、こちらについても話をしています。

林啓太
「こちらのデータチップを見ると他のワールドでもチラチラ名前を出していたHMDドライブという駆動装置について語られています。“HMD”は当然ヘッドマウントディスプレイから取ってますが、駆動装置としてのちゃんとした正式名称も設定されていて、その略称が“HMD”になるように設定してあるんですよ。正式名称はワールド設置のテキストとしては長すぎるのでいつ出せるかはわかりませんがw」


そのまま、隣のスペースにいるロボットのお話しからはほかの設定について語っています。

林啓太
「ここでは『パラリアル星間連合』や『PaLaReALシステム』うんぬんの話があります。実はここ最近のVketのエントランスは『パラリアルセントラル』っていう名前なんですが、このパラリアルセントラルは大規模なHMDドライブとPaLaReALシステムを擁しており。そこを中心として、地球圏で生まれた人類たちが『パラリアル星間連合』を組んで、宇宙のいろんなところに進出してる感じとなっています」


その後は砂漠エリアの終点につき、あちこちにいた「コロル族」について説明がありました。

林啓太
「この子は最近いろんなワールドに進出しているキャラクターですね。地球人類とは別の惑星系からやってきた種族で、好奇心が非常に旺盛。どこかしこに穴を掘って興味深いものを発見し、見つけてみたものを分解して構造を調べたりするのが好きなんです」


「コロル族」はスターシップオーケストラではここで登場が最後だったので、説明をしてもらいました。
それでは次のエリアへ向かいます。

第3フィールド
内部空洞惑星エリア

次のエリアへの途中、次の惑星への補足が入ります。

またギチギチ。

林啓太
「今『磁気嵐が起こった』とナレーションがありましたが、この磁気嵐が吹き荒れていたせいで、これから着陸する次の惑星(エリア)は冒険者たちの発見を免れていました。――が、“箱舟”のガイドビーコンにより発見できるようになったというストーリーです。もっと詳しくも話せるのですが、船内に留まれる時間も限られているので、いかに短いセリフの中に意味を含ませるかを悩みました」


そして次のエリア「内部空洞惑星」に到着しました

林啓太
「この星は惑星がくりぬかれていて、その中にいろんな遺跡があるという惑星なのですが、数々のロストテクノロジーがたくさん詰め込まれた惑星になっています」

時代ミツル
「ロストテクノロジーと言ってもメカメカしい感じとは違うのを意識しました。『充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない』という言葉がありますが、その言葉と『スターシップオーケストラ』の音楽要素を混ぜて、それっぽさを出したりしております。ところどころにト音記号や休符を配置していますよ」

林啓太
「そう。そういうのを探しながら巡るのもまた楽しいですよ」


と言いながら次のポイントへ…。

林啓太
「ここのデータでは『時空崩壊』について説明がされてます。まあ時空崩壊ってなんぞやって話ですが、その話をする前にHMDドライブについての説明が必要になります。HMDドライブというのは高次元から三次元・四次元空間を俯瞰することで、観測者効果で対象までの距離をギュッと縮め、短距離のワープを断続的に繰り返すことで高速移動をするという装置なんですね。で、高次元から俯瞰する際に、小さなパラレルワールドをたくさん作ってしまうという現象が起こります。これを乱用することによりパラレルワールドがたくさん産まれ、バタフライエフェクトや時空同士の歴史の不整合が起こって、時空が歪み、崩壊を引き起こした、というのが『時空崩壊』になります。これを安定させるために作られたのが、先ほどでできた『PaLaReALシステム』になります。Vketで今まで制作してきた――そしてこれから制作されていく色んななワールドの設定を一つに繋げたいというフィオちゃんの要望から考案した設定でして、全貌の1割もまだ出してないんですよ」


実はVket全体に関するお話だったと聞き、自分もびっくりしてしまいました。かなり壮大なお話し…。
次のポイントでは、大きな壁画が現れました。

林啓太
「ここの壁画はこの先にある最後のラストエリアのことを、ミツルさんが抽象的に描いてくれたというものですね」

時代ミツル
「Vketのストーリの上で象徴となる宇宙船があるんですが、よくみるとそれが右端にいますよ」

林啓太
「まあでもここでわかっちゃうとめっちゃネタバレになっちゃうので結構ぼかして描いてもらいましたねw」


壁画を過ぎるとまたプレイヤーシップへ。
次のエリアへ向かいます。

第4フィールド
アクサリアン戦艦内エリア

さて、プレイヤーシップに乗り込むと、艦隊戦の真っただ中に迷い込んでしまいました。砲撃が飛んでくる!!

ただシールド完備のようで、ダメージはなさそうです。

林啓太
「続編を作るときには艦隊戦のシーンを絶対やりたいというのはありました。ここら辺のとてつもないパーティクルやエフェクトは、リーゼロッテさんというエフェクト制作メンバーが頑張ってくれました」


そんな話をしているうちに、一機の戦艦に鹵獲されてしまいます。
船内に降り立った瞬間ドローンの強襲。
でもバディロイド君がやっつけてくれます。意外と戦闘力が高い。

戦闘後は彼に「先に進みましょう!」と言われますが
ここで先ほどの戦闘や現在のエリアについての説明タイム。

林啓太
「まずは艦隊戦の時に見えた『アクサリアン旗艦』ですね」

時代ミツル
「こちらは六笠勝弘さんという3Dモデラーでありながら、模型製作をされている方に制作していただきました。あまりにも完成度が高いのですべて丸投げしてしまいましたね」

林啓太
「つぎがバトルシップ。鹵獲機でもあり、今乗っているのがここですね。実は今回使っていないのですが主砲展開ギミックもあります。ここ、六笠さんが『あ、作っておきましたので~』って言って作ってくれてましたw そのうちどこかで出てくるかもしれないですね」

お次は対抗勢力の戦艦デザインを表示。

時代ミツル
「こちらは私が描いたデザイン画ですね。勢力ごとに敵対関係がわかるよう、アクサリアンは青いスラスターと直線的なデザイン、対抗勢力は赤いスラスターに曲線的なデザインとしています」

この後、アクサリアンの対抗勢力のバトルシップ設定画などを表示し、現在いる戦艦を運用している「アクサリアン」について説明がありました。

林啓太
「えっとですね『アクサリアン』というのが今この戦艦を運用している(地球圏人類から見て)異星人たちなんですが、前回(Vket2024Summer)のパラリアルドバイを作ってたのは彼らアクサリアンたちです。機械みたいな人たちと言えば思い出せるかもしれません。彼らは地球人類とは別の惑星から生まれた人類なのですが、体を機械に置き換えることで長い寿命を得ています。そしてその技術の発展のモチーフとして『車軸』をモチーフとしています。ここまで聞いてVketの制作メンバーに詳しい人ならピンとくるかもしれませんが、このアクサリアンのモチーフは、Vket立ち上げメンバーの『車軸制作所』さんのことですね」

「次に今回アクサリアンたちと敵対しているのは『ミジュ宇宙連邦王国』という勢力になっています。パラリアルラスベガスにいる植物っぽいちっちゃい宇宙人です。
彼らは惑星『ミジュ』から生まれた異星文明で、地球で言う植物から進化して知的生命体となりました。パラリアルラスベガスにはこの惑星『ミジュ』で生まれた一種族『ナ族』というのが居ます。つなげると『ミジュ=ナ』つまりこちらの宇宙人のモチーフも、Vket立ち上げメンバーの水菜ちゃんというわけですw」

勢力の話を終えた後は船内を進みます。
通路の窓から見える戦闘機や出撃シーンをみて大興奮したりもしました。
ちなみにこれらのシーン、林さんやミツルさん曰く「ロマンを詰め込みまくった」「でもまだ足りない」とのこと。

そうこうしているうちに3枚目のデータチップを発見しました。

林啓太
「これはですね、アクサリアンが地球文明は結構やばいので、自分たちが教え導かなければいけないって言っていますね。ちなみに地球圏文明がどれほど危険かを簡単に説明すると、例えば今僕足りが乗船しているこの大型宇宙船は、地球圏文明の『篭重工』という大企業が作っています。アクサリアンはそれを買って改修して使用しています。なのでVketストアでの3Dデータの販売ネームも「篭重工製ハレー級星間重巡洋艦アクサル帝国改修型」となっているんですが、ようはアクサリアンが自陣営製の宇宙船でもないのに使っているくらいには、軍需兵器の発展が目覚ましいということです」


データチップの説明後はさらに奥へと進みます。
途中、またドローンとの戦闘になりましたが、バディロイド君が一掃してくれたので、彼の説明を挟みました。

林啓太
「バディロイドという名前ですが、皆さんに自由につけていただきたいので、あくまで仮称です。ちなみに『彼のアイテムやグッズはないのか!?』という声も聴いています。開催前にそれも悩んだんですが、今回はちょっと日和ってしまいましたねw」

次に撃ち落とした戦闘ドローンの説明を挟みます。

林啓太
「設定画に『やられメカ』って書いてますが、まあその通りですねw もちろんこれが正式名称じゃないですよw ただの制作陣向けの開発コードネームですw」

最後に先ほど発進していった無人戦闘機について。

時代ミツル
「こちらの設定画を私が描いて、六笠さんがモデリングしてくれたものですね」

林啓太
「六笠さんのモデリング力ほんとにすごい。速度もすごいし。ちなみにこの機体はもともと無人機って設定じゃなかったのですが、セリフ収録直前で無人機っていう設定にしました。プレイヤーシップが道中で撃墜する戦闘機が有人だったら嫌だなと思ったというのがその理由です」


設定のお話が終わったら、エレベーターに乗って上の層へ。
プレイヤーシップが現れる場所へ向かいます。

鹵獲されたプレイヤーシップが艦内エレベーターでやってきます。

時代ミツル
「プレイヤーシップが艦内エレベーターに乗ってやってきますが、バディロイド君が戦艦をハッキングし、艦内通路を通して持ってきてくれるんですよ」

林啓太
「そう、実は今通ってきた橋の下にちゃんと通路があるんですよ。ていうかそこを通る演出も考えていてやりたかったのですが、悲しいことに単純に間に合いませんでしたw」

林さんの言っていた橋の下にあるプレイヤーシップの通路。

こういう裏話が聞けるのもこのイベントの醍醐味ですね。
では次のエリアに移動いたします。

第5フィールド
最終エリア

船に乗り込むと、目の前に見覚えのある船が飛んでいくのが見えます。

林啓太
「はい、というわけで“箱舟”ことVketArk号が飛んでいくのが見えます。我々の船を先導してくれているのですが、どこかの空間に連れていかれちゃうんですね」


VketArk号に導かれた先では、Ark号がVketちゃんと一つになり、上空に様々な浮島が浮かぶ不思議な空間が広がりました。

林啓太
「ではみなさんここへこれたということで、いろいろと最後の説明をさせていただこうと」

林啓太
「まずは先ほどのVketArk号について。こちらVket6のころにミツルさんがデザインしてくれたデザインです。設定画にはVketEarth号とあります」

時代ミツル
「Vket6時点のイメージのコンセプトは宇宙を行く優雅な豪華客船でした。ただ、その後Vketが回を重ねるたびにいろんな役割(戦闘なども)が追加されていき、こんなにも使われるとはって感じですね。
最近だとVket2024Summerのパラリアル大阪で上でずっと飛んでたりします」

林啓太
「Vket2024Summerのフォールエデン・オルタで最後に突っ込んでくる船も軍事用に改修された同型の船ですね。その時もHMDドライブという言葉が出ていたので気づいていた方もいるかもしれませんが、フォールエデン・オルタとこの世界は直系でつながっています。そしてこの空間の説明になりますが、こちらのチップを見てください」


と、目の前の台座のチップを指さします。

林啓太
「上を見ていただくと東京タワーがあったりと、様々な浮島が浮かんでいるのが見えると思います。これはバラバラになった地球の大地で、Vket6のWorld Festi-VR “Core”では、それをつなぎ合わせてお祭りをしている、という設定でした。バラバラとなった原因が《時空崩壊》であったことなどが、このあたりのデータチップで語られています」

林啓太
「そして先ほど浮かんでいたVketちゃんについてですが、実はVketちゃんはいっぱいいます。Vketの企業ワールドに同時に複数人のVketちゃんが存在しているのは、彼女たちが並列して存在するからなんです。ただし、このVketちゃんはその並列ができなくなった個体となっています」

林啓太
「その理由として、まず説明しないといけないのが、この空間は12次元空間であるということがあります。12次元空間に来てしまったので外と交信もデータの並列化もできなくなってしまったわけです。そこでこの空間にあったVket"Earth"号、つまりVket6の『World Festi-VR “Core”』に行った観光船を改造して、Vket"Ark"号を作りました。サイトのストーリー説明にあった”箱舟”ですね。その箱舟を使って外――我られの住む3次元空間――と交信をしようとしては出航させたのが、我々が接触したVketArk号だったわけですね。僕たちはArk号に連れられてこの12次元空間にやってきたわけです」

林啓太
「ここでVketちゃんの話に戻ります。このVketちゃんはずっと眠ってました。なんでかというと、この12次元空間から元の空間に戻るためにデータを解析する中で、12次元空間の高次存在のデータと接触し、そのデータを自分にインポートしたんですね。インポートしたデータをマージしようとしたんですが、90%のところでスリープしてしまいました。そこへVketArk号が帰ってきて、外のデータ、つまり残りの10%を渡すことで高次存在と近い存在となり、Coreの空間が力を取り戻したというわけです」

林啓太
この最後の10%は、誰でもない『あなた』が届けた10%です。あちこちにいるVketちゃんたちはみんなの想いのデータを集めているんですよ。それが集まったことにより、残りの10%が届けられたという感じです」

普段何気なく見ているVketちゃんたちにも、実はすごい役割があり、壮大なストーリーだったということが語られました。

林啓太
「では『スターシップオーケストラPART2 -遥けし郷里へ-』に関してはこんなところですね。ちなみにこれで、今まであれこれ張り巡らせてきた伏線を多分やっと1割が回収できたかな? という感じです。これからワールドを作っていく中で、少しずつ少しずつ伏線を回収していきますので、残りの9割もお楽しみに!」

時代ミツル
「ちなみに、今かかっているこのエリアのBGMにひとつ裏話がありまして。実はVket6の時のOPデモで、初めてCoreという世界観が現れたとき時の曲をもとに作られています。からし明太子さんがいい感じにアレンジをしてくれました」

というわけで、長くなりましたが「スターシップオーケストラPART2設定解説集会」のレポートでした。
皆様ご参加いただき、ありがとうございました!
次回のバーチャルマーケットもお楽しみに!

最後に皆さんで集合写真。

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