「バーチャルマーケット2023 Winter」企業ブース体験レポート【パラリアル渋谷・原宿】
みなさんこんにちわ! ライターの高島おしゃむです。2023年12月2日(土)~17日(日)まで開催中の世界最大のVRイベント『バーチャルマーケット2023 Winter』(以下、Vket)が開催されていますが、「パラリアルロンドン」と「パラリアル沖縄」に続き、最後に訪れたのが「パラリアル渋谷・原宿」でした。
最初にお断りしておきますが、このワールド
めっちゃ濃い内容になっていました~!!
それぞれの企業ブース紹介に移る前に、ちょっとだけこの「パラリアル渋谷・原宿」ならではのポイントをご紹介しておきます!
ねこネクトに参加して「ニャンウェイ」を歩こう!
少しだけ季節を先取りしたような、ピンクで春のうららかな雰囲気が漂う「パラリアル渋谷・原宿」ですが、その入り口付近に立っているVketちゃんに近づいてみると「ねこネクト」と呼ばれるものに参加できることを教えてもらえます。
こちらは「ねこネクター」と呼ばれるマシンで、自分を転写した「Vねこニャン」と呼ばれるもうひとつのアバターを作り出すことができるというもの。ということで、さっそく「Vねこニャン」を作ってみることに。
この「Vねこニャン」は、単にもうひとつのアバターを生み出すだけではなく、「パラリアル渋谷・原宿」のあちらこちらに設置されているアイテムを身に着けていくことができます。
このワールドの最終地点あたりに、ランウェイならぬ「ニャンウェイ」が設置されており、そちらで自分のアバターと「Vねこニャン」が一緒にランウェイする様子を見られるようになっています!
おすすめのスポットは、イラストレーター兼漫画家のカナヘイ氏をフィーチャーしたスポットです。こちらに、アバターに身に付けられるアイテムが置かれているので、そちらもわすれずにチェックしておきましょう!
リップクリームの制作をバーチャルで体験!「ロート製薬ブース」
「パラリアル渋谷・原宿」の街をぷらぷらと歩いていると、最初に目に入った企業ブースが「ロート製薬ブース」でした。なにやらファンシーな外観になっており、外には専門ショップのようなディスプレイも施されています。
こちらのブースで体験できるのが、リップクリームを作っていく課程です。ロート製薬の社員でもある根羽清ココロさんのサポートに合わせて、ステップを追っていきながら、どのようにリップクリームが作られているのかがよくわかるものとなっていました。
ブースの2階では、渋谷・原宿の文化にちなんだフォトシールを撮影することができる『ロートフォトシール』も設置されています。全部で4カットの写真を撮ることができるので、こちらで記念撮影を楽しみましょう!
オリジナル傘作り体験やガチャで夢の傘が登場!「オーロラブース」
今年の夏に行われたVketにて初出展した「オーロラブース」が、今回も出展。前回も好評だったという不思議な傘が出てくるガシャポンが設置されていたので、さっそく回してみることにしました。ここで出てきたのが、「空を飛べるフライング傘」です。傘を手に持つと、どんどん空中に舞い上がっていくという不思議な体験ができます!
こちらの「オーロラブース」のもうひとつの特徴が、これまた夏のVketでも好評だったオリジナル傘を作ることができる『オーロラ デジタルオーダーシステム』の体験です。いくつかのステップで選んでいくことで、世界にひとつしかない自分だけの傘を作ることができます。
衣装を試着してランウェイを楽しもう!「ビームスブース」
実際の原宿にある店舗の外観を再現したのが、「ビームスブース」です。こちらでは、おしゃれなアパレルアイテムが飾られているほか、実際にそれらのアイテムを試着し購入することもできます。1階に設置されている鏡では近づいてみると自分のアバターが本物の鏡のように映し出され、試着した自身の姿を確認できるようになっています。
ブースの2階では、細かいサイズ調整をしながら実際にアバターに試着できるコーナーが用意されていました。自分のアバターに合わせてサイズの調整が終わったら、ブース中央にある「RUNWAY」のボタンを押してみましょう。
これだけじゃないところが「ビームスブース」のすごいところ。なんと屋上にもちょっとしたコンテンツが用意されていました。「push for photo」と書かれたボタンを押してみると、Tシャツに自分のアバターがプリントされたものが出来上がります!
もうひとつ、この屋上では「キャンディバズーカ!」というものも用意されており、ガチャガチャを回してキャンディバズーカ砲をゲットすることができます。こちらを使って、飲み口に目がけて撃ってみましょう!
巨大ぱちんこ×パチスロで豪華景品をゲットしよう!「サミーブース」
とにかくデカッ! と驚いたのが、「サミーブース」でした。こちらでは、巨大なぱちんこ×パチスロが設置されているほか、その上部にもキャラクターがクルクルと回転するなど、思わず見上げてしまったぐらいにインパクトがあるブースに仕上げられています。
遊び方は簡単で、台の前に設置されている「PUSH」ボタンを押すだけ! リール図柄が揃っていくと「Reach!!」と表示。その後、大当たりでバーチャルならではの演出も表示されます。
ちなみにこのリールですが、よく見ているとちゃんと玉が入ったときのみ回るようになっているという懲りよう。台自体の大きさもあり、なかなか気分が盛り上がります。
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メタバースならではの新しいプロモーション体験ができる!「ディズニープラス『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』ブース」
企業ブースというよりも、作品のプロモーションとしてユニークな試みが行われていたのが「ディズニープラス『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』ブース」です。こちらでは、2023年12月20日よりDisney+のスターで独占配信されるオリジナルファンタジー・アドベンチャー超大作『ワンダーハッチ -空飛ぶ竜の島-』をモチーフにしたブースが展開されていました。
ちなみに、最初は作品の世界観を模したものが置かれているだけのブースかと勘違いしていたのですが……「確認事項」を呼んで規約に同意することで、中のコンテンツにアクセスできるようになっていました。
ブース内にアクセスできるようになったら、石の上を登っていきます。こちらでは作品の紹介が行われているほか、主人公タイムの相棒であるドラゴンの「ガフィン」に乗って記念撮影が行えるフォトスポットなども用意されていました。
じつは、ここから先がこのブースの真骨頂となっていました。ブース頂上にあるシャボン玉に触れることで、作品の世界に入り込むことができます。ここでは、推理ゲームのように、アナウンスに合わせて様々なアクションをしていくと、新たなコンテンツが展開されていくといった仕掛けが施されていました。
ここでユニークなポイントは、ゲーム的な要素を楽しみながらコンテンツを展開していくことで、作品の世界観に入り込めるような作りになっているところです。少しコンテンツを進めていくと、本棚が揺れて作品の映像が流れます。そこで主人公たちが本棚から飛び出したシーンを見た後、こちらのコンテンツにも現れるといった感じで、インタラクティブな体験が融合したものとなっていました。
ここでしか見られない広瀬香美さんの「VR空間体感ライブMV」を体験しよう!「JVCケンウッドブース」
蓄音機を模したような、ユニークな外観をしたブースが「JVCケンウッドブース」です。こちらでは、JVCやKENWOOD、Victorといったブランドごとの最新商品が3Dモデルで設置されており、バーチャル世界ではありますが間近で確認できるようになっていました。
また、Victorの犬マークとしてもおなじみのキャラクター「ニッパー」が椅子に座っており、記念撮影が楽しめるようにもなっていました。それに加えて、JVCのバーチャル社員である黒杜えれんさんと波澄りおさんのコーナーも用意されているなど、なかなか盛りだくさんの内容となっていました。
……が、実はこれらはすべて序章に過ぎなかったことがこのあと判明します。
ブース中央奥に設置されたコーナーから、広瀬香美さんのVRライブ会場へ移動することができます。コンサートホールの外では、本人のサインが飾られているなど本物のライブに訪れたような気分にさせてくれます。
しかし、圧巻だったのはライブ本番でした。おなじみの『ロマンスの神様』に合わせて、バーチャル世界に登場した広瀬香美さんがライブを開始。通常のライブではありえないぐらい、次から次へと場面が展開されていき、まさにバーチャル世界でしか見ることができない演出になっていました。
なによりも驚いたのが、ここで流れる音源が既存のものではなくこの「VR空間体感ライブMV」のために収録されたものであったことです。そうしたこともあり、より臨場感が増しているように思えたのかもしれません。
クリスマス仕様にデコレーションされたバーチャル中山競馬場を走ろう!「日本中央競馬会(JRA)ブース」
「パラリアル渋谷・原宿」の街中にも乗り物として馬が設置されていましたが、それとは別に壮大なスケールで競馬場を再現した「バーチャル中山競馬場」が今回も登場します。季節柄ということもあり、今回はなんと競馬場全体がクリスマス仕様に。レース中、空をサンタが飛び回っているなど今しか観られない景色が目の前に広がっていきます。
銀座線1000系車両をバーチャルで再現!「東京地下鉄ブース」
今回が初出展となる「東京地下鉄ブース」では、東京メトロの銀座線1000系車両が登場。見た目だけではなく、車両の中にも入ることができ、独特の雰囲気を楽しむことができます。ちなみにこちらの3DCGは、なんと東京メトロの社員が作った物なのだとか。今後はさらにすごい物ができあがってきそうな予感がしますね!?
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シナモンと一緒にトランポリンを楽しもう!「日本サニパックブース」
ポリ袋やゴミ袋を取り扱っているメーカーの「日本サニパックブース」では、なんとゴミ袋のなかで雲のトランポリンが遊べるコンテンツが展開されていました。といってもそれほどゴミ袋感はなく、どちらかというとファンシーな施設といった感じに見えます。
このブースの面白いところは、サンリオの人気キャラクターのシナモンと一緒にトランポリンができるところ。地球の重力とは違った感覚で跳ねているようで、かなり面白い体験ができます。
『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』のパネルと一緒に記念撮影をしよう!「バンダイナムコミュージックライブブース」
「パラリアル沖縄」に加えて、「パラリアル渋谷・原宿」では異なるブースを展開していたのが「バンダイナムコミュージックライブブース」です。こちらでは、『機動戦士ガンダム SEED FREEDOM』を題材にしたコンテンツが用意されており、新モビルスーツの「ライジングフリーダムガンダム」と「イモータルジャスティスガンダム」が展示されているほか、「ラクス・クライン」と「キラ・ヤマト」の等身大パネルも設置。一緒に記念撮影が楽しめるようになっていました。
というわけでひと通り「パラリアル渋谷・原宿」を巡ってまいりましたが、想像以上のボリュームになってしまいました。もちろんこちらで触れてない様々なコンテンツがワールド内にはたくさん用意されているので、みなさんもぜひご自身の目で確かめてみてくださいね!