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【Vket活用事例】株式会社 大丸松坂屋百貨店「バーチャル空間でカルチャーを開拓! 人と人とのつながりのきっかけを作る」

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VR法人HIKKYが企画・運営する「バーチャルマーケット(通称:Vket)」の企業・団体様の活用事例をお届けします!

▼バーチャルマーケット
世界最大級のバーチャルイベント。3Dアイテムやリアル商品の売買に、バーチャルライブやアバター接客などの“体験”も提供し、国内外のクリエイターや企業が出展し、クリエイティブを発揮した展示に出会えるイベント。2018年から、年に2回、夏と冬に開催している。
https://event.vket.com/
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▼Vket出展価値
#バーチャル ×リアルのブランディング #顧客エンゲージメント向上 #新規顧客開拓

この事例の結論・要点
バーチャルマーケット参入の動機
・コロナ禍における新たな購買体験の提供
・若年層世代へのアプローチ
・既存顧客への新たな価値提供
取り組み
・「第3の商空間」としてバーチャル店舗を展開
・3D商材の販売
・VRカルチャーとの融合による新たな顧客体験
効果
・バーチャル空間での認知拡大と顧客体験の向上
・商材の売り上げ倍増
・バーチャル空間での新しい働き方の可能性発掘

バーチャルマーケット参入の動機

大丸松坂屋は、日本を代表する老舗百貨店です。
2020年、コロナ禍での新たなお買い物体験の提供、百貨店に馴染みのない若年層へのアプローチを通じた新規顧客の開拓、既存顧客へ新たな価値を伝えるためのオンライン上のツール提供を目的に、バーチャルマーケットへ参入いただきました。
過去7回の連続出展を通して、店舗・ECに次ぐ「第3の商空間」としてのバーチャル店舗の活用、3D商材の開発・販売やバーチャル接客アルバイトの採用など、新たな取り組みが盛んに行われました。

バーチャルマーケットの活用

初出展した「バーチャルマーケット5」では、大丸松坂屋のメタバース店舗で、お中元やお歳暮といった食品を販売しました。店頭には商品の3Dモデル並べ、2DのECでは表現できないような商品のディティールまでリアルに再現し、手に取って360度見ることができるようにすることで購買換気に繋げ、顧客がバーチャル空間で手に取り購入した商品が、後日実際に自宅へ届くといった新しい商空間としてのサービスを展開しました。

すると、バーチャルマーケットの期間中に、バーチャル上で食に関する活動を行っているユーザーのグループが、「大丸松坂屋のメタバース店舗で購入した食品をバーチャル空間で試食する」というイベントを自発的に開催する動きが起こりました。
さらにグループからは、「メタバース店舗を盛り上げるために協力できないか?」という申し出も。
これを受けて大丸松坂屋は、ユーザーグループと連携。次回出展時は大丸松坂屋の社員だけでなく、事前研修を行ったVRユーザーもアンバサダーとして接客に参加し、メタバース店舗を盛り上げ交流を深めました。

以降のバーチャルマーケットにおいても、VRユーザーやVTuberといったバーチャルでの活動に詳しい人々がアルバイト店員として参加していったことで、バーチャル空間における認知が向上し、商材の売り上げも倍増しました。

VRユーザーのカルチャーである「バーチャル呑み」の盛会を支援する食品3Dモデルの販売も実施

大丸松坂屋の取り組みは、出展を重ねる度に好評となり、メタバース店舗で扱う商材もお中元やお歳暮といった食品だけでなく、寝具・アート・ファッションといった様々な領域へ拡大していきました。

販売にとどまらず、バーチャルマーケットの体験型コンテンツとして、大丸松坂屋の歴史を学べるアトラクションを通じて「あなたの身近にある大丸・松坂屋」を紹介する取り組みなど、顧客との新たな接点やリアル店舗と交差する取り組みも実施。
人と人とのつながりを作る新たなきっかけ作りとして、バーチャルマーケットを活用いただきました。

株式会社大丸松坂屋百貨店からのコメント

株式会社大丸松坂屋百貨店 営業本部
MDコンテンツ開発第2部 ギフト企画運営担当
田中直毅 氏

「2020年の初出展は、若年層顧客層とのエンゲージも重要なポイントではありましたが、なにより新型コロナ蔓延の環境のため店舗にお客様にお越しいただけず、当社含め百貨店は苦境にたたされておりました。
この状況をチャンスととらえ、小規模ではあるもののVketへの店舗展開を実施したことにより、いままでつながることができなかったお客様に、リアルでは決して構築できない環境で当社をご認識いただけたことは大きな知見獲得であり、DXの可能性も認識できた機会でした。
仮想空間ではまだまだコンテンツやサービス展開が可能であり、さらなるテクノロジー進化により利便性向上も期待できます。
何より、お客様にリアルとは異なる複合的なエンターテイメントをご提供できることは大きな強みであると考えております」

『バーチャルマーケット2024 Summer』開催!

12回目の開催となる『バーチャルマーケット2024 Summer』が、2024年7月20日(土)〜8月4日(日)の16日間にわたり開催されることが決定。『Boundless!』をテーマに、「大阪」、「ドバイ」、「横浜」をパラリアル化した3会場を企業出展VR会場として展開。さらに3回目となるリアルイベントも実施します!

▼『バーチャルマーケット2024 Summer』公式サイト
https://event.vket.com/