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ブラウザでVket Cloudのワールドが作れる「ワールドビルダー」を使ってみよう!

ブラウザで動くメタバース「Vket Cloud」。
今まではワールドを作ろうと思っても、Unityを使ってVketCloudSDKからアップロードすることしかできませんでした。
「ワールドビルダー」はそんな状況を打破するため開発されたサービスで、なんとブラウザだけでVket Cloudのワールドを作成・アップロードすることができます!
(ついに遊ぶのもブラウザ、制作もブラウザが可能に!)

ワールドビルダーにはいろいろなオブジェクトが用意されているので、それを組み合わせるだけでもOK! 持っているモデルを取り込む、スクリプトを組むことできることもできるから、作りこみ要素もかなりありますよ。

といわけで、さっそく触ってみましょう!

※「VketCloudSDKでワールドアップしたことがある」「ほかのプラットフォームでワールドアップしたことある」的な方で「マニュアルを参照したい!」という場合はこちら👇。

また、使い方を紹介した動画もあります。こちらもぜひどうぞ。


ワールド制作の前準備

アカウントの登録とIDの発行を行おう

Vket Cloudはアカウントがなくてもワールドで遊んだりできますが、
ワールドをアップロードしたり公開したりするためには、
「VketAccount」と「Vket CloudのチームID」がそれぞれ必要になります。
詳しくはこちらの「STEP0.Vketアカウントをお持ちでない方」、「STEP1.Vket Cloud利用登録」にて解説しておりますので、リンク先のnoteを参照してIDの登録をお願いします。

ワールドを追加しよう

登録が完了したら、Vket Cloud公式サイトのマイページから、「ワールドを追加する」を押し、ワールドのアップロード先を作ります。

追加したらワールド名や説明を入力し、ワールドのサムネイルを設定してページの一番下にある「保存」を押してください。

保存できたら「ワールド管理」ページに戻りますので、先ほど追加したワールドの項目から「ワールドビルダーで作成/更新」をクリック。するとワールドビルダーが起動します。

これでワールド制作の前準備は終了。
次からはワールドビルダーでの制作に移っていきましょう!

ワールドを実際に作ってみよう!

プロジェクトを設定しよう

ワールドビルダーを起動すると、「プロジェクトフォルダを開いてください」というダイヤログが出るので、「プロジェクトを開く」をクリックします。プロジェクトフォルダというのは、ワールドの情報をまとめたフォルダのことで、これから作っていきます。

フォルダ選択ウインドウが出てくるのでお好きな場所に空のフォルダを作り、「フォルダーの選択」をクリックして指定します。

このようなダイヤログが出る場合があります。
「ファイルを編集」と「OK」をクリックしてください。

この画面になるとプロジェクトの設定は完了です。

操作方法の説明

ワールドビルダーを触るために必要な操作方法を、簡単に説明します。

🔹カメラ(視点)の移動(基本Unityと同じ)
W+右クリック カメラが前に移動。
A+右クリック カメラが左に移動。
S+右クリック カメラが後ろに移動。
D+右クリック カメラが右に移動。

右クリック+ドラッグ 角度変更
マウスホイール上下 前後移動
ホイールクリック+ドラッグ 左右移動

🔹オブジェクトの設置
画面下の「アセット」から、好きなオブジェクトをシーン内or設置アイテム一覧にドラッグ&ドロップで配置。

🔹オブジェクトの編集
画面左上のボタンで、オブジェクトの編集が可能です。
左から移動、回転、スケール(大きさ変更)
ちなみに各ツールはキーボードのW:移動、E:回転、R:スケール
でも変更可能です。

また右側のパネルでは各種数値の入力や、スクリプトの追加などが可能です。

🔹テストプレイ
画面左上の再生マーク(▶)を押すと、アバターが表示されてWASDキーの移動とスペースでジャンプなど、操作ができるようになります。
テストプレイを終える場合は停止ボタン(■)を押してください。

🔹3Dモデルの追加
3Dソフト(blenderなど)で「glb」ファイルで書き出した3Dモデルなら、プロジェクトに追加することができます。

追加の方法はglbファイルをアセットウインドウにドラッグ&ドロップすると完了します。

あとはほかのオブジェクトと同じようにシーン内に配置するだけ。

🔹コライダーの表示/非表示
画面中央上にある立方体のマークをクリックすると、コライダーの表示と非表示を切り替えることができます。オブジェクトが増えると、白い枠がたくさん増えて見えにくくなることがあるので、そういったときに活用してください。

🔹アクティビティの追加
アクティビティとは、3Dモデルやギミック、プログラムがひとまとめになったもののことです。取込んでシーンにポンっと置くだけで使えるのでとても便利ですよ。
Vket Cloudの公式サイトにある「アセットストア」で配布しているので、使ってみましょう。
※当記事執筆時のワールドビルダーのバージョン0.5.1では、
 VketCloudSDK Ver12.3以下に対応したアクティビティのみ配置可能です。 

提供者を「公式」、オブジェクトを「アクティビティ」にしてソートすると探しやすいです。

アクティビティは右上の「ファイル」から「アクティビティを取込む」をクリックし、アクティビティのデータが入っているフォルダを選択してください。あと取り込んだデータをほかのオブジェクトのように、シーンへドラッグ&ドロップすればOKです。

🔹ワールドの保存と読み込み
ワールドの保存は右上の「ファイル」から「ワールドを保存」とするとサーバ上にワールドを保存することができます。オートセーブ機能はないので、こまめに保存を行うようにしましょう。

逆に読み込む際はVket Cloud公式サイトのマイページから「ワールドビルダーで作成/更新」を押すか、ワールドビルダー内の「ファイル」から「ワールドを開いて編集」をクリックし、ワールド一覧から開きたいワールドをクリックしてロードしてください。

ワールドのアップロードしよう!

オブジェクトを置いたりしてワールドの準備ができたら
「ファイル」から「ワールドのアップロード」をクリックすると
ワールドアップロード処理が開始されます。
アップロードしてもデフォルトは非公開で、まず自分のマイページにのみ表示されますのでご安心を。

作ったワールドを公開してみよう!

まずはアップロードしたワールドを確認!

アップロード処理が終わってから5~10分経つと、ワールド管理画面から自分の作ったワールドに入れるようになります。
サムネイル下の「ワールドプレビュー」を押して中に入ってみましょう。

無事アップロードができているのがわかります。問題なければこのまま公開までいっちゃいましょう!

ワールドの公開を行おう!

できたワールドはデフォルトでは非公開のままなので、「ワールドの公開設定」を押して公開してみましょう。

公開設定の画面になりますので、基本的には画面と同じようにクリックしてワールドを公開しましょう!
公開するとMy Vketのワールド一覧や自分のWebサイト(Vket Cloudマイページから作れるページのこと)に表示されるようになります。

これで晴れてワールドビルダーでのワールドが公開できました!

以上でワールドビルダーの使い方になります。
お疲れ様でした!

ちなみに今回は紹介していませんが、ノーコードでのプログラミングやスクリプトを使用することもできます。
色々とやってみたい!というかたはもっと踏み込んだ機能も使ってみてくださいね!


Vket Cloud及びワールドビルダーはクリエイター及びコミュニティの役に立つサービスとなるべく、今後も加速的にアップデートを加えていきます。
アップデート情報はnoteのVketマガジンでの更新のほか、Xや公式Discordコミュニティでも発信しております。イベントや勉強会などの開催情報もあるので、是非見てください!
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