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【Vket Cloud】UIの改善や新機能あり!Vket Cloudアップデートまとめ

2024年2月にアップデートされるVket Cloud。
Vket Cloudにおけるワールド開発ツールであるSDKの内容とは別に、
サイトやゲーム内にもたくさんアップデートがありますので
こちらで詳しくお伝えします!
SDKのまとめについてはこちらの記事をご覧ください。


🔶Vket Cloudプレイ中のアップデート

🔶移動速度のイージングを変更
簡単に言うと移動時にゆっくりと加速、移動停止時にゆっくり減速するようになりました。TPS視点の時に向きの変更をしやすくなるので、写真撮影の時などに便利ですね。

🔶カメラ挙動改善

  • TPS時、手前のオブジェクトが透明になります
    TPS視点の時に、アバターとカメラの間にあるオブジェクトを透明にする機能が追加されました。カメラがオブジェクトのコライダーにぶつかっていきなり急接近する事故が減ります。
    ただしすべてのオブジェクトが透明になるわけではなく、背の高いオブジェクト(壁など)は対象外になっています。

  • TPS時のカメラの最長距離を10mに変更しました
    デフォルト距離が10mになっていますが、ワールド制作の際には最大距離と最小距離を調整可能です。
    あたりを見渡すときれいなワールドは広く、ホラーワールドはあえて視界を狭めて怖さを演出、などで使えます。

🔶アクションパレットから表情変更が可能に
アクションパレットに「FACE」タグが追加され、アバターの表情を変更できるようになりました。感情表現がよりやりやすくなりますね。
VRMに組み込まれている表情が反映されます。

🔶エモート時にスタンプが頭上に出るように
エモートアクション時に、そのエモートのスタンプが出るようになりました。またエモートのアイコンも新しくなります。
ちなみにネームプレートの表示をオフにしていると見えないので、見たいときは設定からオンにしてくださいね。

🔶SSAOに対応

前半がSSAOなし、後半がSSAOあり。
SSAOを有効にすると壁の角に影ができたり、Vketちゃん1号が壁に近づくと影ができたりする。

SSAOに対応したワールドでは、設定にある「システム>リアルな影(SSAO)」を有効にすることでSSAOのある描写に切り替わります。
設定方法はマニュアルをご参照下さい。
というか、「SSAOってなに?」って方はこちら👇。

物体が近接して狭くなったところや部屋の隅などに、周囲の光(環境光)が遮られることによって影が現れる現象をアンビエント・オクルージョン(環境遮蔽/環境閉塞: ambient occlusion)と呼ぶ。SSAOは3D画面のレンダリング結果に後処理をかけるポストエフェクトの一種であり、擬似的なレンダリング結果に追加するものである。

ウィキペディアSSAOより

🔶低解像度レンダリングの追加
フレームレートが十分に出ないときなど、画面が重い場合に少しでも軽くすることができます。カクカクしてたり動きが遅いときに設定すると改善することがあるかもしれません。特にスマートフォンなどで接続したとき、動作を軽くしたいときに便利ですね。
使い方は、「設定>システム>画面解像度」から「低い」を選択してください。

🔶ワールド内でのモデレート機能
イベント作成者およびワールド作成者とそのチームメンバー(Basic以上のライセンスの場合)は、ほかのユーザーをキックやBANができるようになります。
キックされたユーザーはシングルプレイ状態になりますが、同じチャンネルに再接続できます。BANされたユーザーはシングルプレイ状態になり、同じチャンネルにはアクセスできなくなります。
使い方等、詳しくはこちら👇の記事をご参照ください。

🔶ロード画面にワールドの説明文が追加
ロード画面にワールドのサムネイルと説明文が表示されるようになります。

🔶タブ非アクティブのユーザーをダミーに
マイアバターを使用中のユーザーがブラウザのタブを非アクティブにしたときに、アバターがダミーアバターに変更されるようになります。

🔶「ワールドを作る」ボタンが追加
設定の左下に「ワールドを作る」ボタンが追加され、ここからVket Cloudのサイトに移動できるようになりました。

🔶汎用ダイアログ
以前のUIでは使用できていた汎用ダイアログが利用できるようになります。
画面内のボタンを押したときに確認や説明に使用できます。
SDKのHeliScriptを利用すれば、テキストはもちろん、ボタンの数や大きさなどいろいろな設定が可能になっています。
マニュアルはこちら

🔶バグ修正&UX改善

  • UIの軽量化によるロード時間短縮
    HUD画像がアトラス化(複数の画像を一つにまとめる機能)され、
    さらにナインスライス(簡単に言うときれいに画像がに拡大縮小される機能)が導入されUIのデータ容量が大幅に削減されます。

  • 設定画面のつまみの操作判定が改善されます。
    ちょっとつかみづらかったですが、つかみやすくなります!

🔶Vket Cloudライセンスサイトアップデート

🔶ワールド情報に画像が追加できる
今まで1枚だったワールドの画像が4枚まで保存可能に。
ワールドの魅力を伝えやすくなりましたね。
画像はMy Vketなどに掲載されます。

🔶マイページデザイン変更
マイページのデザインが一部変更されました。

🔶【ベーシックプラン以上】

🔷自身が作ったワールドをMy Vketで公開しない設定が可能になります。

🔶【ビジネスプラン以上】

🔷ユーザー登録機能(有償オプション)
チームのサイトやワールドにアクセスした際、ユーザーにユーザー情報を求めることができる機能です。書き方がややこしいですが、会員登録機能のようなものと考えてください。
これを利用すれば、登録したユーザーだけが入れるワールドやアクセスできるページが作れたりします。
またチームメンバーがユーザーの入室履歴を閲覧できたり、ユーザーごとにテキストメモを記載したりもできます。
ただしこの機能は申請式になるため、利用したい場合は事前にお問い合わせを頂けますようお願いします。

🔷コンテンツ管理機能に「テキスト」が追加
コンテンツ管理機能に文字だけを入力する項目が増えました。
今後アセットストアにて配布予定の電光掲示板のようなアクティビティに対応します。入力したテキストが掲示板に表示されるという感じです。
ただし現時点ではアクティビティが開発中のため、実際に利用できるのはもう少し先になりますのでご了承ください。


以上Vket Cloudのアップデート情報でした。
Vket Cloud及びVketCloudSDKはクリエイター及びコミュニティの役に立つサービスとなるべく、今後も加速的にアップデートを加えていきます。
アップデート情報はnoteのVketマガジンでの更新のほか、Xや公式Discordコミュニティでも発信しております。イベントや勉強会などの開催情報もあるので、是非見てください!
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