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ICA Japanとの連携!国外へアピールする復興応援ワールドインタビューレポート【VketCloud】

こんにちは!
Vket Cloud運営チームです!

今回はVket Cloudの数あるワールドのなかでも、素敵だなと思ったワールドの制作者さんへインタビューを行いました!
NPO法人と連携し、国外での出展を目的としたワールドの事例になりますので、ぜひご覧ください。

後半では、今後ワールド制作で仕事をしてみたいという方には参考になる情報がたくさん詰まった記事になっています。

ではさっそく、インタビューした内容をご紹介していきます!


今回公開されたワールド

今回Vket Cloudのパートナーである、Akiraさんが制作したワールドは「ICA Japan 石川・能登半島復興応援プロジェクト」というワールドです!

このメタバースは、ICA Japan様が主導のもと、インドで開催される「Japan EXPO」に先立ち、石川県・能登地域の事業者を応援し、その魅力を広くPRすることを目的とした次世代の新しい試みとして制作しました。 ワールド内では、フォトグラファー福長 尚子さんのギャラリーと、石川県の事業者による出展ブースをご覧いただくことができます。 このような活動を通し、1日でも早い復興のお手伝いができれば幸いです。

ということで、NPO法人と連携し国外での展示会で石川・能登半島の復興支援をアピールすることを目的として作成されたワールドとのことです。

アクセスはこちらから👇

ワールド内の様子

非常にシンプルで見やすい内容になっており、美術館をイメージした建物内で震災時の惨状がよくわかる写真展示が行われています。

順路に沿って進むと地元商店街の紹介があり、こちらでは店舗の公式サイトへアクセスすることも可能になっています!
気になる商品があればそのままWEBサイトから購入可能で、復興支援にもなるという素晴らしい連携をされています。

ぜひメタバースからのお買い物体験をしてみてくださいね!

ここからは実際にお仕事として企画提案~制作までこなすAkiraさんご本人にスポットをあててご紹介していきます。

制作者:Akiraさんのプロフィール

Vket Cloudのパートナー制度に登録いただいており、今までにも複数のVket Cloudワールドを制作くださっているお方です!
提案~ワールド制作を行い、活発にメタバース制作のお仕事をされています。

過去には配信へ出演いただいたこともあります!

AkiraさんのSNSはこちら
https://x.com/upblog_akira

制作に至った経緯

Akiraさんの共通のご友人よりNPO法人の代表を紹介いただいたことをきかっけに今回の制作がスタートしたそうです。

もちろんそれだけでなく、提案方法や受注に至ったのはAkiraさんの実力があってこそのはず!

しかも今回はかなりの短納期で仕上げたそうなので、提案方法やスピード制作のコツを聞いてみました!

ワールド制作の提案方法

過去の経験からお話されていたのは、「自分の頭の中にあるものをふわっと出して共有すると伝わらない」ということ。

普段Googleスライドを使って、先方へ提案します!

① 文章で提案
ブラウザメタバースを使用するメリットや得られる効果を記載しています。

② ワールド構成の提案
①で得た提案先の感触を見て、ワールドの構成を画像入りで記載します。
プラットフォーム関係なく、見せ方のイメージがわかりやすい写真を入れています。

見せていただいたスライドでは過去事例などを参考イメージとして一部使ってくださっていました!

今回のワールド構成はどう考えたか

Akiraさんのなかではいくつかの構想があったとのことですが、来場者の特性から構成を決めたそう。

今回のワールドにメインで訪れるのはインドで開催される「Japan EXPO」の来場者。つまり、メタバースや3D空間にはあまり慣れていない層を想定した構成にする必要がありました。

メタバースに慣れていない人はワールドに入っても「何をしていいかわからない」状態になりがちなので、それを解決するために日常に近い「美術館」を採用し、順路や展示内容も実際の美術館に近いものになっています。

確かに「ストレスなく楽しめるワールド」としての完成度が素晴らしく、運営も感動のクオリティなので、ターゲットに基づいた構成の決め方には納得です…!!

超速・ハイクオリティな制作のコツ

なんと今回8日間でこのワールドを完成させたそうです!
SNSを通して、そのスピード感を運営チームも見守っていました。

一体どのようにしてそのスピードで制作されているのでしょうか?

体験を重視したワールド制作をメインにしているため、3Dモデル自体には時間をかけないようにしています。今回のワールドでは建物自体はアセットを使っており、商店街の展示スペースは過去に作成した展示方法を活用しました。

地元の方々との連携方法は?

制作のスピード以外にも、地元の方々との連携は時間がかかって大変だったのではと思いますがどうされていたのか気になるところですよね。

NPO法人のほうで取りまとめていたから早かったとかでしょうか?

地元の方々とは直接やり取りしました。
コンセプトを自分が考え、出展ブースが並ぶようなイメージで「出し物がほしい」と提案しました。
そこから地元の商店街や写真家の福長 尚子さんと直接やり取りをし、展示する素材をいただき制作を進めていった形です。

提案の際に写真家の方がいることがわかって、震災の状況を少しマイルドなニュアンスで伝えやすいため「美術館」の構成に決めました。

Vket Cloudのワールド制作を習得した方法

今回のワールドは公開されているユーザーワールドのなかでも前述のとおり「ストレスを感じさせない」といった点が特に素晴らしいのですが、ここに至るまでの苦労があるはず。

なので、ワールド制作はどのように習得していったのか聞いてみました!

Discordコミュニティで行われている勉強会が役に立ちました。
特に「ワールドの導線設計」「来場者が困らない工夫(ユーザービリティ)」の勉強会はありがたかったです。

ということで、Vket Cloud運営チームでこれまでに行ってきた勉強会コンテンツをお褒めいただいてしまいました。
もちろんそれだけではなく、Akiraさんはこれまでにも何度もVket Cloudでワールド制作してくださっているのでその経験があってこそです!

勉強会の開催やアーカイブの公開をしているDiscordコミュニティはこちら👇

このワールドでこだわったのは?

最後に、今回こだわったところを聞かせてもらいました!

桜を通して写真を撮れるようにしています!
メタバース空間で欠かせないのはフォトスポットなんですが、今回は復興支援というテーマにそぐわないため少しズラしてこのような実装をしました。
建物の窓は写真撮影のために全て外してあります。
また海外展示の際に良いアプローチになるので「桜」を選びました。

暗い印象のあるテーマですが、明るい未来を表現したかったため柔らかい光などライティングにもこだわりました!

確かに、手前に桜があるエモくて綺麗な写真が撮りやすいです!
ぜひ皆さんも写真撮影まで試してみてくださいね。


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